2025/10/4 三菱エコキュートを徹底解説!Pシリーズの価格やエラーコード
三菱エコキュートの購入を検討しているものの、多岐にわたる機能やシリーズの違いがわからず、お困りではないでしょうか。三菱エコキュートは、快適なバスタイムを実現する機能や、日々の暮らしを便利にする連携機能を豊富に搭載しています。
この記事では、三菱エコキュートの独自機能から、主要なP・S・Vシリーズそれぞれの特徴、価格、評価、さらにはエラーコードが出た際の対処法まで詳しく解説していきます。
なお、三菱以外のエコキュートについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
■三菱エコキュートの特徴・機能

三菱電機が提供するエコキュートは、日々のバスタイムをより快適で清潔にするための先進的な機能を数多く搭載しています。ここでは、代表的な6つの特徴的な機能について詳しく解説します。
◎マイクロバブルで配管を自動洗浄するバブルおそうじ
「バブルおそうじ」は、浴槽の栓を抜くだけで自動的に追いだき配管の洗浄を開始する機能です。 洗浄には、約0.1mmのマイクロバブルが使用されます。 この微細な泡が、ふろ配管や熱交換器内に付着した皮脂などの汚れを吸着し、洗浄剤を使わずにきれいに洗い流します。
洗浄は2段階で行われます。まず「バブル循環洗浄」でマイクロバブルを発生させて配管内の汚れを吸着・洗浄し、次に「バブル注水洗浄」によって配管内に残った汚れをさらに洗い流す仕組みです。 このダブル洗浄により、いつでも清潔な配管を保つことができます。この機能はPシリーズとSシリーズに搭載されています。
◎深紫外線でお湯をきれいに保つキラリユキープPLUS
「キラリユキープPLUS」は、業界で初めて深紫外線(UV-LED)ユニットを搭載した機能です。 湯はり後や入浴中、ふろ配管を循環するお湯に深紫外線を照射することで、菌の増殖を抑制し、お湯をきれいに保ちます。
この機能には、ボタン操作で入浴前にお湯を除菌する「キラリユ入浴」と、洗濯などに残り湯を活用する前に自動で除菌する「キラリユ洗濯」の2つのモードがあります。 これにより、複数人が入浴した後でもお湯の濁りや臭いを大幅に抑制し、最後の人まで気持ちよく入浴できるだけでなく、残り湯を清潔な状態で洗濯に活用できます。 この機能はPシリーズとSシリーズで利用可能です。
◎マイクロバブル入浴でリラックスできるホットあわー
「ホットあわー」は、約0.01mmという非常に微細なマイクロバブルを発生させることで、快適な入浴体験を提供する機能です。 このマイクロバブルが浴槽全体に広がり、身体を包み込むことで、リラックス効果を高めます。
「ホットあわー」には、入浴中のぬくもりをキープし、湯冷めしにくくする「温浴効果」と、肌の水分量を高め、うるおいを持続させる「美肌効果」が期待できます。 通常の入浴と比較して、肌水分量が約1.6倍に増量したというデータもあります。 この特別な入浴機能は、最上位のPシリーズにのみ搭載されています。
◎2か所同時給湯でもパワフルなハイパワー給湯
三菱エコキュートの「ハイパワー給湯」タイプは、標準タイプ(減圧弁圧力180kPa)よりも高い圧力(290kPa)で給湯する機能です。 これにより、キッチンとシャワーといった2か所同時にお湯を使用しても、シャワーの勢いが落ちにくく、快適に使用できます。
また、3階への給湯にも対応しており、パワフルなシャワーを利用できます(3階へのふろ自動湯はりは非対応)。 水圧が気になる方や、2階・3階にお風呂があるご家庭におすすめの機能です。 この機能はPシリーズおよびSシリーズの特定モデル(形名に「U」を含む機種)に搭載されています。
◎残り湯の熱を再利用し省エネ運転するホットりたーん
「ホットりたーん」は、これまで捨てられていたおふろの残り湯の熱を回収し、翌日の給湯に再利用する省エネ機能です。 浴槽に残ったお湯の熱をふろ熱交換器で回収し、貯湯タンク内の水を温めることで、夜間のわき上げに必要なエネルギーを削減します。
この仕組みにより、タンクのお湯と浴槽のお湯が混zasることなく、衛生的に熱だけを有効活用できます。 電気エネルギーだけでお湯を沸かす場合に比べ、消費電力量を抑えることができるため、経済的です。 この省エネ機能は、Pシリーズに搭載されています。
◎スマホ連携で外出先から遠隔操作
2025年度モデルの三菱エコキュートは、無線LANアダプター搭載リモコンと専用アプリ「MyMU(マイエムユー)」を使用することで、スマートフォンからの遠隔操作が可能です。
外出先からお湯はりや追いだきを開始したり、旅行などで長期間不在にする際にわき上げを停止したりすることができます。 さらに、アプリでは過去2週間分のお湯の使用量を確認できる「見える化」機能も搭載されており、節水意識を高めるのに役立ちます。 この便利なスマホ連携機能は、Pシリーズ、Sシリーズ、Vシリーズで利用できます。
■三菱エコキュートの代表シリーズ

三菱エコキュートには、主に3つのシリーズがあり、それぞれ搭載機能や価格帯が異なります。ここでは、プレミアムな「Pシリーズ」、高機能な「Sシリーズ」、そして基本性能を重視した「Vシリーズ」について、その特徴と価格、評価を解説します。
◎Pシリーズの特徴・価格・評価
Pシリーズは、三菱エコキュートの最上位に位置する「プレミアムシリーズ」です。 快適性、清潔性、高効率のすべてにこだわった三菱の技術が結集されています。
最大の特徴は、Pシリーズ限定の「ホットあわー」機能です。 微細なマイクロバブル入浴により、リラックス効果や美肌効果が期待できます。もちろん、Sシリーズに搭載されている「キラリユキープPLUS」や「バブルおそうじ」といった清潔機能、パワフルな「ハイパワー給湯」、残り湯の熱を再利用する省エネ機能「ホットりたーん」も標準搭載しています。
価格
- SRT-P467UB(460L): 1,440,000円(税別)
- SRT-P377UB(370L): 1,350,000円(税別)
評価
Pシリーズは、最高のバスタイムを求める方に最適なシリーズです。価格は高めですが、他のシリーズにはない「ホットあわー」をはじめ、三菱エコキュートが誇る全ての先進機能を利用できます。初期投資をかけてでも、日々の入浴で得られる快適性やリラックス効果を最大限にしたいと考える家庭におすすめです。
◎Sシリーズの特徴・価格・評価
Sシリーズは、充実した機能を持つ「ハイグレードシリーズ」または「スペシャルシリーズ」として位置づけられています。
Pシリーズに搭載されている「ホットあわー」と「ホットりたーん」は非搭載ですが、深紫外線で菌の増殖を抑える「キラリユキープPLUS」や、配管を自動洗浄する「バブルおそうじ」といった人気の清潔機能はしっかりと搭載されています。 また、一部モデルでは「ハイパワー給湯」も選択可能で、快適なシャワーを実現します。
価格
- SRT-S557U(550L ハイパワー給湯): 1,460,000円(税別)
- SRT-S467U(460L ハイパワー給湯): 1,390,000円(税別)
- SRT-S377U(370L ハイパワー給湯): 1,280,000円(税別)
評価
Sシリーズは、Pシリーズの「ホットあわー」までは不要であるものの、清潔機能にはこだわりたいという方に最適な、コストと機能のバランスが取れたシリーズです。特に「キラリユキープPLUS」と「バブルおそうじ」は、衛生面を重視する家庭にとって大きな魅力となります。豊富なラインナップから、家族の人数やライフスタイルに合わせて最適な一台を選ぶことができます。
◎Vシリーズの特徴・価格・評価
Vシリーズは、三菱エコキュートの基本性能をしっかり押さえた「バリューシリーズ」です。 追いだきまで全自動の「フルオート」、湯はりまで自動の「エコオート」、シンプルな「給湯専用」といった、家庭のニーズに合わせた給湯スタイルを選べます。
PシリーズやSシリーズに搭載されている「キラリユキープPLUS」や「バブルおそうじ」などの先進的な清潔・快適機能は搭載されていませんが、スマホ連携や、太陽光発電の余剰電力を活用する「お天気リンクEZ」など、現代のライフスタイルに合わせた便利な機能には対応しています。
価格
- SRT-V467(460L フルオート): 1,220,000円(税別)
- SRT-V377(370L フルオート): 1,110,000円(税別)
評価
Vシリーズは、エコキュートとしての基本的な機能はしっかりと備えつつ、購入費用を抑えたいと考える家庭におすすめのシリーズです。先進的な付加機能は不要で、シンプルで使いやすいエコキュートを求めている場合に最適です。必要な機能を見極め、コストパフォーマンスを重視するならVシリーズが有力な選択肢となるでしょう。
■三菱エコキュートのエラーコードと対処方法

三菱エコキュートを使用していてエラーコードが表示された場合、慌てずに適切な対処を行うことが重要です。ここでは、エラー発生時の基本的な対処法と、代表的なエラーコードの原因および解決策について解説します。
◎エラーが出たらまずはリモコンのリセットを試す
何らかのエラーコードが表示された場合、電気的なノイズなどが原因で一時的な不具合が発生している可能性があります。その場合、リモコンをリセットすることでエラーが解消されることがあります。
台所リモコンの「日時設定」スイッチと「給湯温度▼」スイッチを同時に3秒以上長押しすることで、リモコンがリセットされ、エラー表示が消えるか確認してください。ただし、これは一時的な対処法であり、頻繁にエラーが再発する場合は根本的な原因を特定する必要があります。
◎【エラーコードP37】ふろ自動運転の異常と対処法
エラーコード「P37」は、ふろ自動運転に関連する異常を示しています。主な原因として、浴槽アダプターのフィルターの詰まりが考えられます。
対処法
①浴槽アダプターの清掃
浴槽アダプターのフィルターにごみや湯垢が詰まっていると、お湯の循環がうまくいかずエラーが発生します。フィルターを取り外し、ブラシなどで丁寧に掃除してください。
②浴槽アダプターより上にお湯があるか確認
湯はりや追いだきを行うには、浴槽アダプターの中心から10cm以上の水位が必要です。水位が低い場合は、お湯を足してから再度操作を行ってください。
清掃してもエラーが解消しない場合や、頻繁に再発する場合は、循環ポンプやセンサーなどの部品に問題がある可能性があるため、専門業者に点検を依頼しましょう。
◎【エラーコードH01】ヒートポンプ配管の異常と対処法
エラーコード「H01」は、ヒートポンプユニットと貯湯タンク間の通信異常を示しています。これは、ヒートポンプユニットで沸かしたお湯を貯湯タンクへ送る配管やケーブルに問題がある場合に表示されるエラーです。
対処法
①貯湯ユニットの漏電遮断器をOFF/ONする
貯湯ユニットのカバー内にある漏電遮断器を一度OFFにし、約10秒待ってから再度ONにすることで、システムがリセットされエラーが解消される場合があります。
②ヒートポンプ配管の確認
配管の接続不良や断線、凍結などが原因となっている可能性があります。目視で確認できる範囲で異常がないか確認してください。
上記を試しても改善しない場合は、配管の不具合や基板の故障などが考えられるため、無理に操作せず、速やかに専門業者に連絡してください。
◎【エラーコードU04】お湯はり異常と対処法
エラーコード「U04」は、設定した湯量までお湯はりが完了しなかった場合に表示されるお湯はり異常です。浴槽の栓の閉め忘れや、配管の詰まりなどが原因として考えられます。
対処法
①浴槽の栓を確認
最も多い原因は、浴槽の栓がしっかり閉まっていないことです。栓を確実に閉め、再度お湯はりを試してください。
②ふろ配管の凍結確認
冬場にこのエラーが出る場合、ふろ配管が凍結している可能性があります。気温が上昇して自然に解凍されるのを待つか、ぬるま湯を配管にかけて解凍を試みてください。
③浴槽アダプターの清掃
「P37」と同様に、浴槽アダプターのフィルターが詰まっていると、お湯の出が悪くなりエラーにつながることがあります。フィルターを清掃してください。
これらの対処法で解決しない場合は、水位センサーの故障や配管内部の深刻な詰まりなどが疑われるため、専門業者による点検が必要です。
◎エラーが消えない場合は専門業者へ点検依頼
リモコンのリセットや上記で紹介した対処法を試してもエラーが解消しない、あるいは同じエラーが繰り返し表示される場合は、エコキュート本体の部品故障や配管の不具合など、専門的な知識が必要な問題が発生している可能性が高いです。
感電や水漏れなどの二次的な被害を防ぐためにも、ご自身での分解や修理は絶対に避けてください。速やかに、エコキュートの修理・交換を専門とする業者に連絡し、点検と修理を依頼しましょう。
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