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( エコキュート )

2025/9/5 パナソニック製エコキュートを徹底解説!Sシリーズの価格やエラーコード

パナソニックのエコキュートは、高い省エネ性能と便利な機能で、多くの家庭で快適な給湯生活を支えています。しかし、豊富なラインアップの中から自宅に最適なモデルを選ぶのは難しいと感じる方もいるでしょう。また、突然のエラー表示に戸惑うこともあるかもしれません。

この記事では、パナソニック製エコキュートの主な特徴や代表的なシリーズごとの価格、そして万が一の際に役立つエラーコードの対処法まで、専門的な視点から詳しく解説します。エコキュートの購入や交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

なお、エコキュート全般の知識については、以下の記事をご覧ください。

エコキュートとは?ヒートポンプでお湯を温める仕組みを詳しく解説

どこで買う?エコキュートの買い替え費用や交換時期、選び方を解説!

 

■パナソニック製エコキュートの特徴・機能

パナソニックのエコキュートは、日々の暮らしを快適にし、環境にも家計にも優しくあるための先進的な機能を多数搭載しています。ここでは、その中でも特に注目すべき5つの特徴的な機能を紹介します。

 

◎省エネ性能を高めるAIエコナビ機能

AIエコナビは、お湯の使用状況をAIが学習し、家庭ごとに最適化された運転を行うことで無駄な沸き上げをなくす省エネ機能です。センサーがお風呂に入ったことを検知すると、設定された湯温を保つための保温加熱を自動で開始し、人がいない間の無駄なエネルギー消費を抑えます。これにより、日々の快適性を損なうことなく、効率的な省エネを実現します。

 

◎太陽光発電の余剰電力を活用するソーラーチャージ

ソーラーチャージは、太陽光発電システムを設置している家庭向けの機能です。翌日の天気予報と連携し、晴れの予報が出た日には夜間の沸き上げを控えめにし、日中の太陽光発電による余剰電力を活用してお湯を沸かします。これにより、電力の自家消費率を高め、電気代の削減に大きく貢献することが可能です。

 

◎お風呂の残り湯の熱を再利用するぬくもりチャージ

「ぬくもりチャージ」は、お風呂の残り湯がまだ温かいうちに、その熱を貯湯タンクへと回収し、翌日の給湯に再利用する画期的な機能です。従来捨てられていた熱エネルギーを有効活用することで、夜間の沸き上げに必要なエネルギーを削減します。この機能は、JIS規格の年間給湯保温効率の測定にも用いられており、高い省エネ効果が実証されています。

 

◎パワフルなシャワーを実現する「ウルトラ高圧」

パナソニックのエコキュートには、標準の「高圧」タイプに加え、さらにパワフルな「ウルトラ高圧」タイプがラインアップされています。ウルトラ高圧タイプは、シャワーの水圧が物足りないと感じる方や、2階や3階でも快適にシャワーを使用したい家庭に最適です。力強い水流で、日々のバスタイムをより一層リフレッシュできる時間へと変えてくれます。

 

◎「スマホでおふろ」で外出先から遠隔操作

「スマホでおふろ」は、専用のスマートフォンアプリを通じて、外出先からでもお風呂のお湯はりや追いだき、各種設定の変更ができる便利な機能です。帰宅時間に合わせてお風呂を準備したり、急な予定変更に対応したりと、ライフスタイルに合わせた柔軟な使い方が可能です。この機能を利用するには、無線LAN搭載のコミュニケーションリモコンと、ご家庭でのインターネット環境が必要です。

 

■パナソニック製エコキュートの代表シリーズ

パナソニックでは、家族構成やライフスタイル、設置場所の条件に合わせて選べる多彩なエコキュートのシリーズを展開しています。ここでは、特に人気の高い代表的なシリーズの特徴と価格帯について詳しく見ていきましょう。

 

◎Sシリーズの特徴・価格・評価

Sシリーズは、充実した機能を備えながらも価格を抑えたスタンダードクラスのモデルです。シャワー圧は「高圧」と「ウルトラ高圧」から選択可能で、AIエコナビやソーラーチャージといった省エネ機能も搭載しています。

価格はオープン価格となっており、販売店によって異なりますが、機能と価格のバランスが取れたコストパフォーマンスの高いシリーズとして評価されています。設置場所の条件に合わせて、屋内用や耐塩害仕様も選択可能です。初めてエコキュートを導入する方や、基本的な性能を重視する方におすすめのシリーズです。

価格帯(税込)

パナソニック製エコキュート「Sシリーズ」の価格は、オープン価格です。

 

◎JPシリーズの特徴・価格・評価

JPシリーズは、パナソニックの最上位モデルにあたるプレミアムクラスです。シャワー圧は「ウルトラ高圧」を標準搭載し、快適なバスタイムを実現します。

AIエコナビやぬくもりチャージといった先進の省エネ機能に加え、好みの湯温や入浴時間を設定できる「温浴セレクト」など、ワンランク上の快適機能が充実しているのが特徴です。

主なラインアップとメーカー希望小売価格(税込)

  • HE-JPU46LQS (460L): 1,293,600円
  • HE-JPU37LQS (370L): 1,189,100円

 

最高級の機能性と快適性を求める家庭に最適なシリーズであり、その性能の高さからユーザー評価も非常に高いモデルです。

 

◎Jシリーズの特徴・価格・評価

Jシリーズは、JPシリーズと同じくプレミアムクラスに位置づけられていますが、シャワー圧が最上位機種を除き「高圧」タイプとなります。JPシリーズの持つ高級機能の多くを継承しつつ、より幅広いニーズに対応するため、「フルオート」「セミオート」「給湯専用」といった多様な給湯タイプが用意されています。

主なラインアップとメーカー希望小売価格(税込)

  • HE-J46LQS (460L フルオート): 1,048,300円
  • HE-J37LQS (370L フルオート): 950,400円
  • HE-J37LSS (370L セミオート): 911,900円

 

フルオートからシンプルな給湯専用まで、必要な機能に合わせて選べるため、予算やライフスタイルに応じた最適な一台を見つけやすいシリーズとして評価されています。

 

◎Nシリーズの特徴・価格・評価

Nシリーズは、機能と価格のバランスに優れたミドルクラスの主力モデルです。シャワー圧は一部機種が「パワフル高圧」で、快適な水圧を確保しています。AIエコナビやスマホアプリ連携など、人気の高い便利機能を標準で搭載しており、多くの家庭で満足度の高い使用感が得られます。

主なラインアップとメーカー希望小売価格(税込)

  • HE-N46LQS (460L): 1,157,200円
  • HE-N37LQS (370L): 1,061,500円

 

充実した基本性能と、幅広い設置条件に対応できるラインアップから、パナソニックエコキュートの中でも特に人気の高いシリーズの一つです。

 

◎Wシリーズの特徴・価格・評価

Wシリーズは、都市部の住宅密集地など、設置スペースが限られる場所に対応するために開発されたミドルクラスの「薄型」モデルです。奥行きが44cmとスリムな設計ながら、シャワー圧は最上位モデルで「パワフル高圧」を実現しています。

主なラインアップとメーカー希望小売価格(税込)

  • HE-W46LQS (460L): 1,292,500円
  • HE-W37LQS (370L): 1,174,800円

 

設置スペースの問題でエコキュートの導入を諦めていた家庭にとって最適な選択肢となります。スリムな設計でありながら、パワフルな給湯性能を両立している点が高く評価されています。

 

◎Vシリーズの特徴・価格・評価

Vシリーズは、主に2〜4人家族を想定した「コンパクトエコキュート」です。貯湯タンクの容量は195Lと小型で、本体の高さも抑えられているため、ベランダや狭小地など、これまで設置が難しかった場所にも対応可能です。

主なラインアップとメーカー希望小売価格(税込)

  • HE-V20HQCS (195L): 996,600円

 

シャワー圧は「高圧」タイプで、コンパクトながらも日常使いには十分な性能を備えています。少人数世帯や集合住宅などで、省スペースでの設置を最優先に考えたい場合に最適なシリーズです。

 

■パナソニック製エコキュートのエラーコードと対処方法

エコキュートを長年使用していると、リモコンにエラーコードが表示されることがあります。多くの場合、一時的な不具合であり簡単な操作で復旧しますが、中には専門家による点検が必要なケースもあります。ここでは、代表的なエラーコードとその対処法について解説します。

 

◎エラーが出たらまずはリモコンのリセットを試す

リモコンにエラーコードが表示された場合、まず試していただきたいのが「リモコンのリセット」です。これは、エコキュート本体の貯湯タンクユニットにある漏電遮断器(ブレーカー)を一度オフにし、10秒ほど待ってから再度オンにする操作です。

通信の一時的な不具合や、軽微なエラーであればこの操作で解消されることがあります。ただし、リセットしてもエラーが再発する場合や、全く別のエラーコードが表示される場合は、機器に何らかの問題が発生している可能性が高いです。

 

◎【エラーコード:H54】三方弁の異常と対処法

「H54」は、貯湯タンクユニット内部にある「三方弁」という部品の異常を検知した際に表示されるエラーコードです。三方弁は、お湯の流れる方向を切り替える重要な役割を担っており、この部品が故障すると、お湯はりができない、お湯の温度が安定しないといった症状が現れます。

対処法

まず、前述のリモコンリセット(漏電遮断器のオフ・オン)を試します。解消されない場合は、三方弁本体の故障や、それに接続されている配線の断線などが考えられます。このエラーは利用者自身での修理が困難なため、速やかに専門の修理業者に連絡し、点検と部品交換を依頼してください。

 

◎【エラーコード:H59】給湯混合弁の異常と対処法

「H59」は、設定した温度のお湯を作るために、熱湯と水を混ぜ合わせる「給湯混合弁」の異常を示すエラーコードです。この弁に問題が生じると、給湯温度が極端に熱くなったり、逆にぬるくなったりと、温度が不安定になる症状が見られます。

対処法

まずは漏電遮断器のオフ・オンによるリセットを試してください。それでも改善しない場合、給湯混合弁の固着やモーターの故障が疑われます。H54と同様に、このエラーも専門的な知識と技術が必要な修理となるため、無理に自分で対処しようとせず、専門業者に点検を依頼することが賢明です。

 

◎【エラーコード:F12】ヒートポンプ通信の異常と対処法

「F12」は、お湯を沸かす役割の「ヒートポンプユニット」と、お湯を貯める「貯湯タンクユニット」との間の通信に異常が発生したことを示すエラーコードです。このエラーが表示されると、お湯の沸き上げができなくなります。

原因としては、両ユニットをつなぐ通信ケーブルの断線や接触不良、あるいは基板の故障などが考えられます。

対処法

漏電遮断器のリセットを行い、通信が回復するか確認します。ユニット周辺のケーブルが抜けたり、ペットにかじられるなどして損傷していないかを目視で確認します。明らかな原因が見当たらない場合や、リセットしてもエラーが消えない場合は、基板の故障の可能性も考えられるため、専門業者による診断が必要です。

 

◎エラーが消えない場合は専門業者へ点検依頼

上記で紹介したエラーコード以外にも、エコキュートには様々なエラーが存在します。リモコンのリセットを試してもエラーが解消されない、あるいは頻繁に再発するという場合は、重大な故障の前兆である可能性も否定できません。

安全にお湯を使い続けるためにも、エラー表示が続く場合は決して放置せず、専門知識を持った業者に点検・修理を依頼してください。早期の対応が、修理費用を抑え、エコキュート本体を長持ちさせることにも繋がります。

 

■パナソニック製エコキュートの購入・交換ならライフテックサービス

パナソニック製エコキュートの導入や、現在お使いの給湯器からの交換をご検討中なら、ぜひライフテックサービスにご相談ください。

ライフテックサービスは、エコキュートをはじめとする給湯器の販売・施工を専門とするプロフェッショナル集団です。パナソニックの各エコキュートシリーズに関する豊富な知識を持っており、お客様一人ひとりの家族構成やライフスタイル、ご予算に合わせた最適な一台をご提案いたします。

ライフテックサービスならではの強み

  • ・現地調査やお見積り無料
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兵庫県でパナソニック製エコキュートの新規設置や買い替えを検討中の方は、ぜひ専門スタッフが揃うライフテックサービスへご相談ください。

>>お問い合わせ | 給湯器交換・修理センター ライフテックサービス

この記事を書いた人
ライフテックサービス広報スタッフ
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