2025/6/14 ガス給湯器・エコジョーズの交換費用は?設置タイプ・機能ごとに解説
「給湯器が壊れた!交換したいけど、費用はいくらかかるんだろう?」
「種類がたくさんあって、どれを選べばいいのかわからない…」
毎日使うお湯だからこそ、ガス給湯器の急な故障は本当に困りますよね。いざ交換となると、費用や業者選びなど、不安なことも多いのではないでしょうか。
この記事では、ガス給湯器の交換にかかる費用の内訳から、種類別の詳しい費用相場、そして信頼できる業者に安く依頼するコツまで、疑問や不安をすべて解消していきます。
■そもそもガス給湯器とは?
私たちの生活に欠かせないお湯を、いつでも安定して供給してくれるガス給湯器。まずは、その基本的な仕組みと種類について理解を深めましょう。
ガス給湯器は、ガスを燃焼させてその熱で水を温め、お湯を作り出す住宅設備です。ガス管から送られてきたガスを内部のバーナーで着火させ、熱交換器の中を通る水を加熱します。使いたい時にすぐにお湯が出てくる「瞬間式」が主流で、お湯切れの心配がないのが大きなメリットです。
ガス給湯器には主に「給湯専用」「オート」「フルオート」の3つのタイプがあり、それぞれ機能が異なります。
- ○給湯専用: キッチンやシャワーなど、蛇口からお湯を出すだけのシンプルな機能を持つタイプです。
- ○オート: 給湯機能に加え、ボタン一つで設定した湯量・湯温の「お湯はり」が自動でできます。
- ○フルオート:オートの機能に加えて、浴槽のお湯が減ると自動で足し湯をする「自動足し湯」や、追い焚き配管を自動で洗浄する機能などが付いた、最も高機能なタイプです。
より詳しいガス給湯器の仕組みや各種機能については、こちらの記事も参考にしてください。
◎エコジョーズとは?
最近よく耳にする「エコジョーズ」という言葉。これは一体どのような給湯器なのでしょうか。
エコジョーズとは、従来型のガス給湯器よりも熱効率を高めた、省エネ性の高い給湯器のことです。これまで捨てられていた排気ガスの熱(約200℃)を再利用して、水をあらかじめ温めてから加熱することで、ガス使用量を約13%〜15%も節約できます。
本体価格は従来型よりも少し高くなりますが、毎月のガス代を抑えられるため、長い目で見ると非常にお得です。また、CO2排出量も削減できるため、環境にも優しい選択と言えます。
エコジョーズのメリット・デメリットや、従来型との詳しい違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
■ガス給湯器の交換費用は「本体価格」と「工事費」
給湯器の交換にかかる費用は、大きく分けて「給湯器本体の価格」と「交換工事費」の2つで構成されています。業者から見積もりを取る際は、この2つの内訳が明確に記載されているかを確認することが重要です。
◎交換費用の「本体価格」とは?
本体価格は、給湯器そのものの値段です。これは、給湯器の「号数(お湯を出す能力)」「機能(給湯専用、オート、フルオート)」「エコジョーズかどうか」によって大きく変動します。
- ○号数: 1分間に水温+25℃のお湯を何リットル出せるかを示す数値。家族の人数やお湯の使い方に合わせて選びます。(例:16号、20号、24号)
- ○機能:前述の通り、給湯専用、オート、フルオートなど、機能が充実するほど価格は高くなります。
- ○エコジョーズ: 省エネ性の高いエコジョーズは、従来型の給湯器よりも2万円〜5万円ほど高価になる傾向があります。
多くの業者は、メーカー希望小売価格から大幅な割引を適用して販売しています。割引率も業者によって異なるため、本体価格の安さだけで判断せず、後述する工事費と合わせた総額で比較することが大切です。
◎交換費用の「工事費」とは?
工事費は、既存の給湯器の撤去から新しい給湯器の設置、配管接続、試運転までの一連の作業にかかる費用です。一般的に「標準工事費」または「基本工事費」として、3万円〜6万円程度が相場です。
【標準工事費に含まれる主な作業内容】
- ○既存給湯器の撤去・処分
- ○新規給湯器の設置
- ○給水・給湯配管の接続
- ○ガス配管の接続(有資格者による作業)
- ○リモコンの交換・接続
- ○点火試験・試運転
ただし、設置場所の状況によっては、標準工事費以外に「追加工事費」が発生する場合があります。例えば、排気管の延長や特殊な設置金具が必要なケース、ガス管や水道管の劣化が激しく交換が必要な場合などです。
見積もり時には、どのような場合に追加費用がかかるのかを事前に確認しておくと安心です。
■【壁掛タイプ】ガス給湯器・エコジョーズの交換費用
ここからは、給湯器の設置タイプ別に、より具体的な交換費用相場を見ていきましょう。まずは最も一般的な「壁掛タイプ」です。
◎壁掛タイプのガス給湯器・エコジョーズとは?
壁掛タイプは、その名の通り、戸建て住宅の外壁やマンションのベランダの壁に設置される給湯器です。省スペースで設置できるため、多くの家庭で採用されています。
◎ガス給湯器【壁掛タイプ・給湯専用】の交換費用相場
お湯はりや追い焚き機能が必要ない場合に選ばれるシンプルなタイプです。
費用相場(工事費込み):約9万円~13万円
◎ガス給湯器【壁掛タイプ・オート】の交換費用相場
自動お湯はり機能が付いた、スタンダードなタイプです。
費用相場(工事費込み):約14万円~20万円
◎ガス給湯器【壁掛タイプ・フルオート】の交換費用相場
自動足し湯や配管洗浄など、便利な機能が満載の最上位タイプです。
費用相場(工事費込み):約16万円~21万円
◎エコジョーズ【壁掛タイプ・オート】の交換費用相場
省エネ性と利便性を両立した、人気の高いタイプです。
費用相場(工事費込み):約18万円~21万円
◎エコジョーズ【壁掛タイプ・フルオート】の交換費用相場
最高の機能性と省エネ性を求める方におすすめのタイプです。
費用相場(工事費込み):約20万円~26万円
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【ライフテックサービスのガス給湯器壁掛タイプ交換費用(工事費・税込)】
メーカー | 型番 | タイプ | 定価(税込) | キャンペーン価格(税込) |
---|---|---|---|---|
NORITZ | GQ-1639WS-1 | 16号・給湯専用 | 173,250円 | 80,000円 |
NORITZ | GT-C2472SAW BL | 24号・オート(エコジョーズ) | 473,220円 | 178,000円 |
NORITZ | GT-C2072SAW BL | 20号・オート(エコジョーズ) | 445,720円 | 170,000円 |
NORITZ | GT-C2472SAR BL | 24号・フルオート(エコジョーズ) | 486,860円 | 195,000円 |
NORITZ | GT-C2072SAR BL | 20号・フルオート(エコジョーズ) | 449,470円 | 180,000円 |
上記は一例です。ご相談・お見積り・現地調査は無料で行えますので、「うちの場合はいくら?」と気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
>>お問い合わせ | 給湯器交換・修理センター ライフテックサービス
■【据置タイプ】ガス給湯器・エコジョーズの交換費用
次に、戸建て住宅の地面や専用の台の上に設置される「据置タイプ」の費用相場を見ていきましょう。
◎据置タイプのガス給湯器・エコジョーズとは?
据置タイプは、屋外の地面やコンクリートブロックなどで作られた基礎の上に直接設置する給湯器です。壁掛タイプに比べて本体が大きく、安定感があるのが特徴です。
◎ガス給湯器【据置タイプ・給湯専用】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約11万円~18万円
◎ガス給湯器【据置タイプ・オート】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約17万円~22万円
◎ガス給湯器【据置タイプ・フルオート】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約18万円~24万円
◎エコジョーズ【据置タイプ・オート】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約18万円~22万円
◎エコジョーズ【据置タイプ・フルオート】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約20万円~33万円
■【浴槽隣接タイプ】ガス給湯器・エコジョーズの交換費用
少し特殊な設置方法である「浴槽隣接タイプ」についても解説します。
◎浴槽隣接タイプのガス給湯器・エコジョーズとは?
浴槽隣接タイプは、浴室のすぐ外の壁際に設置され、浴槽と2本の配管で直接つながっている給湯器です。追い焚きの際に、下の穴から冷めたお湯を吸い込み、上の穴から温かいお湯を出す自然循環方式でお湯を温めます。古い戸建て住宅でよく見られるタイプです。
現在では、1台で給湯と追い焚きができる壁掛タイプや据置タイプに交換するのが主流となっており、浴槽隣接タイプからの交換には追加の工事が必要になる場合があります。
◎エコジョーズ【浴槽隣接タイプ・オート】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約20万円~23万円
◎エコジョーズ【浴槽隣接タイプ・フルオート】の交換費用相場
費用相場(工事費込み):約22万円~25万円
■10年以上経過したガス給湯器は交換のタイミング!
「まだお湯は出るけど、最近お湯の温度が安定しない…」
「給湯器から変な音が聞こえることがある…」
このような症状は、給湯器が寿命を迎えつつあるサインかもしれません。ガス給湯器の設計上の標準使用期間は、多くのメーカーで「10年」と定められています。
10年を超えて使用していると、熱効率が低下してガス代が高くなったり、経年劣化による故障のリスクが高まったりします。特に、冬場にお湯が突然使えなくなると大変です。また、古い機種はメーカーの部品保有期間(製造終了後約10年)が過ぎてしまい、故障しても修理ができないケースも少なくありません。
大きなトラブルが発生する前に、使用開始から10年が経過したガス給湯器は、点検または交換を検討することをおすすめします。
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この記事では、ガス給湯器交換の費用相場から、種類別の特徴、交換のタイミングまで詳しく解説してきました。
給湯器の交換は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、信頼できる業者に適正価格で依頼することが何よりも重要です。
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