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( 給湯器 )

2025/3/17 ガス給湯器とは?お湯を沸かす仕組みや電気・石油給湯器との違い

給湯器は、日々の生活に欠かせないお湯を安定して供給する大切な存在です。キッチンや洗面所で手を洗ったり食器を洗ったりする際はもちろん、浴室でのリラックスタイムも給湯器のおかげで快適に過ごすことができます。しかし、いざ給湯器が故障してしまったり、給湯器を買い替えようと考えた時、その仕組みや種類の多さに戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ガス給湯器・電気給湯器(電気温水器)・石油給湯器それぞれのお湯を沸かす仕組みや特徴、燃料ごとの違いを分かりやすく解説し、お住まいに合った給湯器を選ぶヒントをご紹介します。

そもそも給湯器とは?

 

給湯器とは、水を加熱して各所(キッチン・浴室・洗面所など)へお湯を供給するための機器です。近年では省エネ性能の高い給湯器や高効率タイプも普及し、光熱費の節約や環境への配慮がますます求められています。

また、住まいの環境やお湯の使い方によって最適なタイプは異なるため、まずは大きく3種類の燃料別給湯器の特徴を押さえておくことが大切です。

給湯器の種類は主に3種類

給湯器は、大きく分類すると「ガス給湯器」「電気給湯器(電気温水器)」「石油給湯器」の3つに分けられます。それぞれの種類ごとに燃料となるエネルギー源やお湯のつくり方が異なり、メリットやデメリットがあります。まずはそれぞれの特徴について見ていきましょう。

ガス給湯器

「ガス給湯器」は、ガスを燃料とし、バーナーで水を瞬間的に加熱してお湯を作るタイプの給湯機です。都市ガスやプロパンガスを利用します。瞬時にお湯を作る「直圧式」が一般的で、お湯切れしにくいのが大きな特徴です。ガスコンロを使用している方には、相性の良い給湯器といえるでしょう。

電気給湯器(電気温水器)

「電気給湯器(電気温水器)」は、電気を使って水をタンク内で加熱してお湯を貯め、必要に応じて送湯するタイプの給湯機です。火を使わないため安全性が高く、深夜電力などを活用してランニングコストを抑えやすいのが利点です。ただしタンクに貯水しておく形式上、一度に大量に使用すると湯切れする可能性があります。

石油給湯器

「石油給湯器」は、燃料として灯油を使用し、比較的パワフルにお湯を沸かすタイプの給湯機です。燃料費が安い場合が多いので、寒冷地などで長時間お湯を使う家庭にも適しています。ただし燃料となる灯油の補給が必要なうえ、原油価格の変動による影響も受けやすいため、安定したコストを維持するには定期的な価格チェックや灯油の管理が欠かせません。

 

ガス給湯器の仕組みや種類

 

ガス給湯器は、日本国内で広く普及しており、都市ガスやプロパンガスを燃料として利用します。瞬間式が多く、お湯が必要なときに必要な量だけ沸かせるため、お湯切れの心配が少ないことが魅力です。

ここからは、ガス給湯器の仕組みや種類、さらには床暖房や浴室暖房の仕組みなどを解説します。

ガス給湯器がお湯を沸かす仕組み

ガス給湯器は、主に以下の流れで水を沸かしお湯を作っています。

1.通水開始(蛇口やお湯はりボタン操作)
蛇口のお湯ハンドルをひねったり、リモコンの【お湯はり】ボタンを押すことで給湯器内部への通水がスタートします。

2.水量センサーが作動
水が給湯器内部に流れ込むと、水量センサーが水の流れを検知し、ガスを燃焼させる準備を始めます。

3.バーナーで燃焼
ファンモーターが必要な空気を取り込み、ガスバルブからガスが供給されると、点火プラグ(イグナイター)が火花を出し着火します。バーナーが燃焼することで強い熱が生まれます。

4.熱交換器で水を加熱
バーナーの熱を熱交換器に伝え、その熱交換器を通り抜ける水が一気に温められます。温められたお湯は給湯配管を通って各蛇口や浴槽へ送られます。

5.温度制御
ガス給湯器には温度サーミスタが組み込まれており、設定した温度になるようガス量や燃焼状態を自動制御します。

 

ガス給湯器の種類

ガス給湯器には、お湯の使い方や住宅環境に合わせてさまざまなタイプが存在します。ここでは、代表的な4つをご紹介していきます。

給湯専用機

キッチンや浴室、洗面所の蛇口からお湯を出す機能に特化したシンプルなタイプです。追い焚き機能はなく、浴槽に溜めるお湯は蛇口から注ぐ形になります。単身世帯やアパートなど、使用人数が少ない住まいでよく採用されています。

給湯器(高温水供給タイプ)

基本的にお湯を供給する機能に加えて、浴槽のお湯が冷めたときに80~90℃の高温水を注ぐことでお湯の温度を上げる「高温さし湯」機能がついています。高温水供給タイプは給湯専用機より少し高機能ですが、循環式の追い焚きではないため、「高温さし湯」機能を使用した際は湯量が増える点に注意が必要です。

ふろ給湯器

キッチンや洗面所への給湯に加え、浴槽のお湯はりと追い焚き機能を備えたタイプです。家族が多い家庭の戸建てや集合住宅で広く使われています。浴槽の循環アダプタを通じてお湯を循環させる仕組みのため、お風呂の「自動湯はり」や「追い焚き」ができるフルオートタイプやオートタイプなど、リモコンで手軽に操作できる製品が多いのが特徴です。

給湯暖房用熱源機

給湯機能と追い焚き機能に加えて、床暖房や浴室暖房乾燥機などの暖房機能も搭載した高機能タイプです。暖房システムやミストサウナを利用する家庭では、このタイプが必要になります。機能が多いため本体価格も高めですが、多機能ゆえに住宅の快適性を一台で支えてくれます。

ガス給湯器で床や浴室を暖房する仕組みとは?

ガス給湯器には、お湯を蛇口に送るだけでなく、床暖房や浴室暖房乾燥機などへ温水を循環させる機能を持った機種があります。これは、「給湯暖房用熱源機」や「温水暖房付ふろ給湯器」と呼ばれるもので、以下のようにして暖房を行います。

床暖房の場合

床下に敷設された温水パネルやパイプにガス給湯器で加熱した高温水を循環させ、床面全体を温めます。部屋を足元から暖められるため、快適な暖房効果が得られます。

浴室暖房乾燥機の場合

ガス給湯器が作り出す80℃前後の高温水を暖房回路に通し、その熱エネルギーで浴室内の暖房や衣類乾燥を行います。

エコジョーズってなに?

 

ガス給湯器の中でも特に省エネ性の高い製品を「エコジョーズ」と呼びます。エコジョーズは、従来型給湯器が排熱として外部に逃していた高温の排気(約200℃)をもう一度利用し、効率よく水を加熱する仕組みをもつ給湯器です。

熱効率が95%前後と高く、ガスの使用量やCO₂排出量の削減につながります。ガス代も従来のガス給湯器よりおよそ10~15%程度減らせると言われており、環境にも家計にも優しいのが特徴です。

 

電気給湯器(電気温水器)の仕組みやガス給湯器との違い

 

お湯を使うたびにガスを燃焼させるガス給湯器に対し、電気給湯器(電気温水器)はタンクにお湯を貯めて使うのが特徴です。火を使わないので安心感があり、深夜電力を活用することで光熱費を抑えられます。

ここからは電気給湯器(電気温水器)の仕組みを確認し、ガス給湯器と比較してどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

 

電気給湯器(電気温水器)がお湯を沸かす仕組み

電気温水器は、貯湯タンク内に電気ヒーターを備え、ヒーターの熱によって水を温める構造が一般的です。多くの場合、深夜帯の電気料金が安い時間にタンク内の水を高温まで加熱し、翌日の日中に使うお湯として備えます。タンク内には一定量のお湯が常に準備されているため、蛇口やシャワーをひねると即座に温かいお湯が出せます。

ただし、タンク容量に上限があるため、一度に大量のお湯を使うと湯切れしてしまう点に注意が必要です。また、湯切れしてしまった場合は手動で沸き増しをして湯を沸かす必要があります。

電気給湯器(電気温水器)とガス給湯器の違い

ガス給湯機と電気温水器は、両方とも家庭でのお湯利用をカバーしますが、加熱方式やランニングコストに以下のような違いがあります。

●加熱方式の違い

ガス給湯器は瞬間式(直圧式)で、水道水を燃焼熱で瞬時に加熱します。電気給湯器は貯湯タンクに水をため、ヒーターで時間をかけて加熱します。

●お湯切れのリスク

ガス給湯器は瞬間加熱なので、お湯切れの心配がほぼありません。電気給湯器はタンク容量を超えると湯切れしてしまい、再沸かしに時間を要します。

●設置スペース

ガス給湯器はコンパクトで壁掛け型も多いため、設置場所に困りにくく集合住宅でも多く採用されているのが特徴です。電気給湯器(電気温水器)はタンクが大きく場所を取るため、スペースに余裕がある一戸建て住宅向きといえます。

●火を使わない安全性

ガス給湯器は火を扱う都合上、一酸化炭素中毒などに注意が必要ですが、電気給湯器(電気温水器)は火を使わないため、ガス漏れや不完全燃焼のリスクがありません。

●ランニングコスト

電気給湯器は深夜電力を活用しやすいぶん、ガスよりもお得にお湯を作れる可能性があります。ただし契約プランや世帯人数、使い方次第でコストが変わる点には留意が必要です。
また、近年の電気代高騰により、電気温水器よりもガス給湯機のほうがランニングコストが優れているケースも増えてきています。
給湯機のランニングコストを抑えたいのであれば、先ほどご紹介したエコジョーズや、電気温水器よりも電気代が抑えられるエコキュートがおすすめです。

電気給湯器(電気温水器)とエコキュートの違い

同じ「電気を使ってお湯を作る」機器ですが、通常の電気温水器とエコキュートには大きな違いがあります。

電気温水器

電気温水器は、タンク内のヒーターで直接水を加熱する方式です。構造がシンプルな分、イニシャルコスト(初期費用)は安いですが、ヒーターで沸かすためランニングコストはエコキュートのほうが優れています。

エコキュート

エコキュートは大気中の熱を取り込み、ヒートポンプの圧縮機で高温化した熱エネルギーをタンク内の水に移すことで、より少ない電力で効率よくお湯を作る仕組みになっています。その結果、従来の電気温水器よりも光熱費やCO₂排出量が大幅に抑えられるのが大きな特徴です。

エコキュートやエコキュートの仕組みについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>エコキュートとは?ヒートポンプでお湯を温める仕組みを詳しく解説 | 給湯器交換・修理センター ライフテックサービス

 

石油給湯器の仕組みやガス給湯器との違い

 

石油給湯器は主に灯油などを燃料とし、強力な加熱能力を発揮します。特に冬の気温が低い寒冷地で給湯使用量の多い家庭などで人気がありますが、一方で燃料タンクや燃焼音・においなど、独特の注意点も存在します。

ここからは、石油給湯器の仕組みやガス給湯器との違いを見ていきましょう。

石油給湯器がお湯を沸かす仕組み

石油給湯器の多くは瞬間式ですが、給湯方式によって大きく2つに分かれます。

1.直圧式
水道圧をそのまま活かし、バーナーを利用して灯油を燃焼させながら瞬間的に水をお湯に変えます。勢いのあるシャワーが使える一方、燃焼時の灯油消費が多い傾向もあります。

2.貯湯式(減圧式)
一時的にタンクに溜めた水を加熱してから給湯します。シャワーを断続的に使っても温度変化が少ないというメリットがありますが、湯切れや減圧による湯量制限が生じる場合もあります。

バーナー部分には灯油を気化、または噴霧して燃焼させる仕組みがあり、効率的に熱交換器を温めることで給湯温度を上げるという流れです。

石油給湯器とガス給湯器の違い

石油給湯器とガス給湯器の主な違いは以下の通りです。

●燃料コストの安さ

一般的に灯油はガスよりも単価が安く、特に寒冷地の冬場など給湯使用量が多い環境では石油給湯器の方が光熱費を抑えやすい場合があります。

●燃料の入手・補給

ガスは基本的にガス管やボンベで供給されるため、定期的に補給する手間はかかりません。一方、石油給湯器は灯油タンクへの補給が必須となります。ただし、停電時でも電気制御が少ない簡易モデルの場合はお湯が使えるケースもあり、非常時の備えとなる面もあります。

●燃料費の価格変動

都市ガスは地域や契約プランによって若干の価格変動はあるものの、灯油と比べると急激な値上がりや値下がりは起こりにくい印象です。石油給湯器の場合は原油相場の影響を受けやすく、灯油価格が高騰すると急にランニングコストが増えるリスクがあります。

●寒冷地での利便性

厳しい寒さの地域では、燃焼力が高く比較的ランニングコストが安価になりやすい石油給湯器が広く利用されています。

 

給湯器の修理・交換ならライフテックサービスにお任せ

ここまで、ガス給湯器・電気給湯器(電気温水器)・石油給湯器の仕組みや特徴、そしてそれぞれの給湯機の違いについて解説してきました。ご家庭の燃料環境や生活スタイルに合った給湯器を正しく選ぶことは、毎日の快適性と光熱費の節約、さらには環境保護において非常に重要です。しかし、実際に給湯器に不具合が生じたり、交換時期が近づいたときに、どの機種をどう選べば良いか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

もし給湯器の修理や交換を検討されている方は、ぜひ「ライフテックサービス」までご相談ください。「ライフテックサービス」は、兵庫県姫路市を中心に、給湯器の交換や修理をはじめとした水回りのお悩み全般に幅広く対応しております。給湯機の修理や交換に関する豊富な経験と知識をもつスタッフが、機種選定から交換工事、アフターサポートまで丁寧にサポートいたします。

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この記事を書いた人
ライフテックサービス広報スタッフ
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