◆ ご相談内容

お客様より
「電気代が高く、特に冬場は請求が驚くほど増える」
「15年以上使っていて、そろそろ故障が心配」
とのご相談をいただきました。

既存の給湯機は 電気温水器。
ヒーターで水を直接加熱する方式のため、
近年の 電気料金高騰の影響を大きく受けやすい機種 でした。

さらに、タンク周りの保温材劣化もあり、
「今後の安心と光熱費の見直しをしたい」ということで、
エコキュートへの交換 をご希望されました。

◆ 現地調査と診断結果

現地で状態を確認したところ、以下の点が見られました：

• タンク側面のサビと軽度の水漏れ跡

• ヒーターの消耗による加熱効率の低下

• 配管まわりの保温材の破れ

• 断熱材が劣化し、保温性能が低下

• 室外機スペースの確保が必要（一部基礎設置の調整が必要）

電気温水器はシンプルな構造ながら、
15年を超えるとタンク腐食や断線などのリスクが増えるため、
故障前の交換が最適 と判断しました。

◆ 採用機種：高効率ヒートポンプ給湯機「エコキュート」

▼ お客様のご要望

• 電気代を抑えたい

• お湯切れしにくくしたい

• できるだけ静かな機種

• フルオート機能が欲しい

これらを踏まえ、
三菱・パナソニック・ダイキンなどの高効率エコキュート（460L） をご提案し、
最終的に静音性と省エネ性に優れたモデルをご採用いただきました。

▼ エコキュートのメリット

• 空気の熱でお湯を沸かす「ヒートポンプ方式」で 電気使用量を約1/3へ削減

• 夜間の安い電気を使うため 光熱費が大幅ダウン

• 省エネ設計で年間ランニングコストが小さい

• 家族人数が増えてもお湯切れしにくい

• 地震時の非常用水としてタンクの水を利用でき安心

◆ 施工内容

▼ 主な作業工程

1. 既存の電気温水器を撤去
   　重量があり搬出経路が狭かったため、床養生を徹底し慎重に移動。

2. エコキュート用の基礎位置を調整
   　タンクサイズが変わるため新しい固定金具を設置。

3. ヒートポンプ（室外機）の設置
   　騒音と振動を抑えるため、防振ゴムを使用。

4. 給水・給湯・追いだき配管の接続
   　既存配管位置が合わない部分は延長・加工して調整。

5. 電気配線の接続
   　専用ブレーカーを確認し、安全に接続。

6. リモコン交換（浴室／台所）

7. 試運転・沸き上げテスト・水漏れチェック

8. 操作説明と今後のメンテナンス案内

施工時間：およそ5〜6時間

◆ 担当者コメント

電気温水器はヒーターで直接加熱するため、
電気料金の値上がりと共にランニングコストが大きく増える傾向があります。

今回のように 10〜15年以上使用 されている場合、
エコキュートへの交換は省エネ効果と安心感の両方で非常にメリットが大きい選択です。

この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。