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( エコキュート )

2026/3/5 エコキュートの水抜きは必要?各メーカーごとの水抜き方法を解説

エコキュートを長く安全に使用するためには、定期的なメンテナンスが推奨されています。その中でもご自身で行える代表的なお手入れが「水抜き」です。

「そもそも水抜きって必要なの?」「自分でやるのは難しそう」と感じる方も多いかもしれません。しかし、大まかな手順さえ把握すれば、特別な工具を用意することなく作業できます。

この記事では、エコキュートの水抜きが必要な理由や、パナソニック、ダイキン、三菱、コロナ、日立、長府といった主要メーカーごとの具体的な手順を解説します。

エコキュートの水抜きとは?

エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かし、そのお湯を貯湯タンクに蓄えておく仕組みの給湯システムです。

長期間使用していると、タンク内部には少しずつ汚れが蓄積していきます。このタンク内に溜まった汚れを外へ排出する作業が「水抜き」と呼ばれています。

水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が微量に含まれており、熱を加えられてタンク内に留まることで、時間の経過とともに結晶化し、沈殿物としてタンクの底に溜まっていきます。

水道管を通ってくる間に混入したわずかな不純物なども、同じように底に沈殿する傾向があります。水抜き作業とは、こうしたタンク底の沈殿物を水と一緒に外部へ押し流すメンテナンスのことです。

取扱説明書では数ヶ月に1回程度の実施が推奨されていることが多く、定期的に行うことで機器の状態を良好に保つことにつながります。

エコキュートの水抜きの必要性

タンクの底に溜まった不純物や湯垢をそのまま放置してしまうと、様々な不具合の原因となる可能性があります。

まず挙げられるのが、お湯の清潔さへの影響です。沈殿物が増えると、お風呂のお湯はりに使われる配管を通して浴槽に直接汚れが流れ込むことがあります。

お湯が白く濁ったり、黒い粒子のようなものが混ざったりする場合は、タンク内の汚れが原因であるケースが考えられます。また、お湯から気になるにおいが発生する原因になることもあります。

さらに、底に溜まった汚れが循環ポンプに吸い込まれると、内部のフィルターが目詰まりを起こすことがあります。

フィルターが詰まるとお湯の循環が悪くなり、設定温度まで上がらなかったり、エラーコードが表示されて給湯器が停止したりする要因になります。機械に無理な負荷がかかれば、各部品の寿命を縮めることにもなりかねません。

定期的にエコキュートの水抜きをすることで、こうしたトラブルを未然に防ぐ確率が高まります。

パナソニック製エコキュートの水抜き方法

はじめに、パナソニック製エコキュートの定期的な水抜き手順を解説します。

作業を行う際は、やけどを防ぐために、お湯を使わない時間帯やタンク内のお湯の温度が比較的下がっている朝方などに行うのが安全です。まずは、本体下部を覆っている脚部カバーを外して準備をします。

手順①漏電遮断器を「切」にし、給水配管専用止水栓を閉じる

最初のステップとして、貯湯タンクの点検口を開け、漏電遮断器(ブレーカー)のスイッチを「切」にします。

次に、本体の下部にある配管の中から「給水配管専用止水栓」を見つけます。ハンドル式の場合は時計回りに回しきり、バルブ式の場合は配管に対して直角になるように回して水を止めます。

手順②逃し弁のレバーを上げ、排水栓を開いて約2分間排水する

給水を止めたら、本体の上部にある小さなカバーを開け、中にある「逃し弁」のレバーを上方向(手前側)に起こします。これでタンクに空気が入り、水が抜けやすい状態になります。

続いて、本体下部にある「排水栓」を開きます。排水管を通って水が勢いよく流れ出ますので、この状態で約2分間、水を出し続けてください。最初のうちは白濁した水やゴミが混じった水が出ることがあります。

手順③排水栓を閉じ、給水配管専用止水栓を開いてタンクを満水にする

約2分間の排水が終わったら、開けていた「排水栓」をしっかりと閉じます。栓が緩んでいると水漏れの原因になるため、確実に締まっているか手で確認してください。

排水栓を閉じたら、手順①で閉めた「給水配管専用止水栓」を再び開きます。タンク内に新しい水が供給され始めます。

手順④排水口から水が出たら逃し弁のレバーを戻し、漏電遮断器を「入」にする

タンクが満水になると、開けっぱなしにしている逃し弁の経路を通って、本体下部の排水口から水が継続的に流れ出るようになります。

水が途切れずに出てくることを確認したら、本体上部の「逃し弁」のレバーを下ろして元の位置に戻します。最後に、漏電遮断器のスイッチを「入」に戻し、カバー類を元通りに取り付ければ完了です。

なお、エコキュートの水抜き方法がわからない場合や、エコキュートの故障が疑われる場合は、エコキュートの専門業者ライフテックサービスまでお気軽にご相談ください。

>>お問い合わせ | 給湯器交換・修理センター ライフテックサービス<<

ダイキン製エコキュートの水抜き方法

続いて、ダイキン製エコキュートの水抜き手順について解説します。なお、取扱説明書に記載されている各部の名称が他メーカーとわずかに異なる場合があります。

手順①漏電遮断器を切り、給水止水栓を閉める

貯湯タンクユニットの前面にある漏電遮断器の窓を開け、スイッチを「切」にします。

続いて、タンクの下部に接続されている配管類の中から「給水止水栓」を探します。見つけたら、時計回りに回して完全に閉めてください。これでタンクへの新たな水道水の供給がストップします。

手順②逃し弁レバーを起こし、排水栓(非常用取水栓)を約2~3分開く

本体上部のカバー内にある「逃し弁」のレバーを手前に起こします。

次に、タンク下部にある「排水栓(非常用取水栓)」を開きます。ホースや配管を伝って排水溝へ水が流れ出しますので、そのまま約2分から3分程度、連続して排水を行ってください。少し熱いお湯が混ざって出ることがあるため、手にかからないよう注意します。

手順③排水栓を閉め、給水止水栓を開いて水があふれるのを確認する

十分な排水ができたら、開いていた排水栓をしっかりと閉めます。水滴が落ちてこないかを目視で確認してください。

その後、手順①で閉めた給水止水栓を開き、タンクへの給水を再開させます。逃し弁レバーはそのままの位置にしておいてください。タンクが満水になると、本体下部の排水口から水が継続して流れ出るようになります。

手順④逃し弁レバーを戻し、漏電遮断器を入れる

排水口から連続して水が出ているのを確認した後、本体上部の逃し弁レバーを元の位置(下向き)に戻して閉めてください。

逃し弁を閉めると、排水口からの水も同時に止まります。最後に、漏電遮断器のスイッチを「入」にして電源を復旧させます。カバーを元通りにし、室内のリモコンが正常に作動しているかを確認して終了です。

なお、エコキュートの水抜き方法がわからない場合や、エコキュートの故障が疑われる場合は、エコキュートの専門業者ライフテックサービスまでお気軽にご相談ください。

>>お問い合わせ | 給湯器交換・修理センター ライフテックサービス<<

三菱エコキュートの水抜き方法

続いて、三菱電機製エコキュートの水抜き手順を説明します。なお、脚部カバーの取り外し方などは機種の年式によって少し異なる場合があります。

手順①ブレーカーを落とし、脚部カバーを外して給水配管専用止水栓を閉じる

貯湯タンクの操作窓を開け、漏電遮断器(ブレーカー)のスイッチを「切」にします。

その後、本体下部の脚部カバーを取り外します。複数ある配管の中から「給水配管専用止水栓」を見つけ、バルブまたはつまみを閉める方向に回し、タンクへの給水をストップさせます。

手順②逃し弁のレバーを上げ、排水栓を約1~2分開いて汚れを流す

本体の少し高い位置にある逃し弁の操作窓を開け、中にある逃し弁のレバーを上へと持ち上げます。

続いて、タンクの一番下にある排水栓の操作を行います。つまみを開く方向に回すか、レバー式のものは開く位置に動かします。排水口から水が流れ出しますので、そのまま1分から2分ほど流し続けてください。

手順③排水栓を確実に閉め、給水止水栓を開いて水抜き栓から水を出す

約1~2分間の排水が完了したら、排水栓を閉じます。ゴミや砂が挟まって栓が完全に閉まらないと水漏れの原因になるため、確実に閉めることを意識してください。

閉め終わったら、最初に操作した「給水配管専用止水栓」を開いて、タンク内に水道水を供給します。逃し弁のレバーは上げたままにしておきます。

手順④水が勢いよく出たら逃し弁レバーを戻し、ブレーカーを上げる

タンク内部が満水状態になると、逃し弁につながる排水管から水が連続して流れ出てくるようになります。

水がしっかり出ていることが確認できたら、逃し弁のレバーを元の位置に下げて閉じます。その後、電源を復旧させるために漏電遮断器のスイッチを「入」にします。最後に脚部カバーを元通りに取り付ければ完了です。

なお、エコキュートの水抜き方法がわからない場合や、エコキュートの故障が疑われる場合は、エコキュートの専門業者ライフテックサービスまでお気軽にご相談ください。

>>お問い合わせ | 給湯器交換・修理センター ライフテックサービス<<

コロナ製エコキュートの水抜き方法

続いて、コロナ製エコキュートの水抜き方法をご紹介します。各バルブの配置などを確認しながら、落ち着いて進めてください。

手順①専用ブレーカーを「切」にし、給水用止水栓を閉める

貯湯タンクユニットのカバーを開けて専用ブレーカー(漏電遮断器)を「切」にします。

ブレーカーを切った後、本体下部の脚部カバーを外します。「給水用止水栓」のバルブを見つけ、水が流れないようにしっかりと閉めてください。分かりにくい場合は、本体の配管図シールなどを参考にします。

手順②逃し弁レバーを上げ、排水栓を約2分間開いてタンク底の水を抜く

本体上部の操作口にある逃し弁のレバーを上げます。

次に、タンク下部に設置されている「排水栓」を開きます。水が勢いよく排出されますので、この排水作業を約2分間継続してください。お湯が熱い状態のまま作業すると危険ですので、前日の夜に沸き上げを停止しておくなどの工夫も有効です。

手順③排水栓を閉め、給水用止水栓を全開にする

2分ほど経過して十分な量の水を排出できたら、開いていた排水栓を元通りにきっちりと閉めます。

排水栓を確実に閉じた後、手順①で閉めた「給水用止水栓」を開きます。止まる位置までしっかりと回して全開の状態にしてください。

手順④水が出るのを確認して逃し弁レバーを下げ、ブレーカーを「入」にする

タンクに水が入り続けて満水になると、開けてある逃し弁の配管を通って本体下部の排水口から水が流れ出てきます。

水が途切れることなく連続して出ているのを確認できたら、本体上部にある逃し弁のレバーを元の位置に下げて閉じてください。最後に、切っていた専用ブレーカーを「入」にして電源を入れ直し、カバー類を元に戻して作業は終了です。

なお、エコキュートの水抜き方法がわからない場合や、エコキュートの故障が疑われる場合は、エコキュートの専門業者ライフテックサービスまでお気軽にご相談ください。

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日立エコキュートの水抜き方法

次に、日立製エコキュートの水抜き手順について解説します。日立エコキュートは、独自の給湯方式を採用しているモデルもありますが、貯湯タンクの基本的なメンテナンス方法は大きく変わりません。

手順①本体の電源スイッチまたは漏電遮断器を「切」にし、給水元栓を閉める

点検窓を開け、漏電遮断器や本体の「電源スイッチ」を「切」の状態にします。

その後、本体下部のカバーを取り外し、水を通している「給水元栓(給水止水栓)」を見つけて閉めます。ハンドルを時計回りに回しきり、タンク側に水が流れ込まない状態を作ります。

手順②逃し弁のレバーを立てて、排水栓を約2分間開く

タンクの上部にある逃し弁の点検口を開き、中のレバーを手前に立てます(上げます)。

続いて、本体下部にある「排水栓」を開きます。つまみ形状になっていることが多く、指示された方向へ回すことで開きます。排水管から水が流れ出てきますので、そのままの状態で約2分間待ちます。

手順③排水栓を閉じて給水元栓を開き、水が連続して出るか確認する

2分間の排水が終わったら、排水栓を回してしっかりと閉めます。水が完全に止まり、漏れていないかを確認することが大切です。

確認後、最初に閉めておいた給水元栓を再び開きます。タンクが満水になるまではしばらく時間がかかりますので、逃し弁のレバーは立てたままの状態で待機します。

手順④逃し弁レバーを戻し、電源を入れて満水設定を行う

タンクが満水状態になると、逃し弁の排出口から水があふれて流れ出るようになります。

排水口から水が連続して出ていることを確認できたら、逃し弁のレバーを元の位置(下方向)に戻します。その後、漏電遮断器や電源スイッチを「入」にして本体を起動させます。機種によっては、電源を入れた後にリモコンで初期設定操作が必要な場合があります。

なお、エコキュートの水抜き方法がわからない場合や、エコキュートの故障が疑われる場合は、エコキュートの専門業者ライフテックサービスまでお気軽にご相談ください。

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長府エコキュートの水抜き方法

最後に、長府製作所(CHOFU)製のエコキュートにおける水抜き方法を解説します。

手順①漏電しゃ断器のテストボタンを押し「切」にする

本体の点検口を開け、漏電しゃ断器についているテストボタンを押します。正常に作動すれば、スイッチが自動的に「切」の位置に下がります。もちろん、手動でスイッチを「切」に下ろしても問題ありません。

手順②給水用止水栓を閉め、逃し弁のレバーを上げる

本体下部の脚部カバーを外して配管にアクセスします。「給水用止水栓」を見つけ、時計回りに回して完全に閉めます。

次に、タンク上部のカバー内にある「逃し弁」のレバーを上向きに起こします。

手順③排水栓を約2分開いてから閉め、給水用止水栓を開く

タンク下部にある「排水栓」のバルブを回すかレバーを動かし、水を出します。このまま約2分間、水を出しっぱなしにしてください。

2分ほど経ったら、排水栓をしっかりと閉め直します。排水栓を閉じた後、先ほど閉めていた「給水用止水栓」を開き、タンク内に新しい水を送り込みます。

手順④排水口から水が出たら逃し弁レバーを戻し、漏電しゃ断器を「入」にする

数分経ってタンクが満水になると、開いたままにしてある逃し弁の経路から水が押し出され、本体下部の排水口から連続して水が出るようになります。

この状態を確認したら、逃し弁のレバーを元の位置に戻して閉じてください。最後に、漏電しゃ断器のレバーを上に押し上げて「入」の状態にし、カバーを元に戻せば作業完了です。

なお、エコキュートの水抜き方法がわからない場合や、エコキュートの故障が疑われる場合は、エコキュートの専門業者ライフテックサービスまでお気軽にご相談ください。

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エコキュートのメンテナンス相談や交換なら「ライフテックサービス」

ライフテックサービスのスタッフ

エコキュートの水抜きは、機器を長持ちさせるための身近なメンテナンス方法です。各メーカーによって細かい名称の違いはあるものの、基本的な手順は共通しています。

まとめると、

  1. 電源を切る
  2. 給水を止める
  3. 空気を入れながら底の水を抜く
  4. 再び給水して空気を抜く

という流れになります。定期的にこのお手入れを行うことで、配管の詰まりを防ぐことにつながります。

一方で、水抜きの作業中に配管から水漏れを発見した場合や、バルブが固くて回らないといったケースもあるので注意しましょう。また、水抜きを行ってもお湯の濁りやエラーが頻発する場合は、内部部品の故障が疑われます。

エコキュートの耐用年数は一般的に10年〜15年程度とされており、設置から年数が経過している場合は、本体の交換を検討する時期かもしれません。エコキュートの交換や買い替えに関するご相談は、ライフテックサービスにお任せください。

ライフテックサービスは、エコキュートや給湯器の修理・交換を専門に行うプロフェッショナル集団です。
メーカーや機種を問わず、豊富な知識と経験でお客様の困りごとを迅速に解決します。

ライフテックサービスならではの強み

  • 現地調査やお見積り無料
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この記事を書いた人
ライフテックサービス広報スタッフ
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