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( エコキュート )

2026/4/3 メーカー別!エコキュートの主要エラーコード一覧と対処法


エコキュートを使用中に、突然リモコンにエラーコードが表示され、お湯が出なくなったりお風呂のお湯はりができなくなったりするトラブルが発生してお困りではありませんか?エコキュートで発生するエラーコードは、エコキュート本体やヒートポンプユニットのどこに異常が生じているかを知らせるサインです。

この記事では、エコキュートの主要メーカーごとに表示されるエラーコードの意味と、ご自宅で試せる対処法、そして業者への修理依頼が必要なケースについて詳しく解説します。エコキュートの異常にお困りの方は、お使いのメーカーと照らし合わせて確認してください。

エコキュートでエラーが表示されたときの対処法

エコキュートの台所リモコンや浴室リモコンの画面に見慣れない英数字が表示された場合、給湯器本体やヒートポンプユニットに何らかの不具合が発生しています。パニックにならず冷静に対応するためには、最初に取るべき行動を理解しておくことが大切です。

ここでは、エコキュートの画面にエラーコードが表示された際に行うべき対応手順について解説していきます。

まずはリモコンの「エラーコード」の意味を確認する

エコキュートのリモコンに表示される英数字は「エラーコード」と呼ばれ、機器のどの部分にどのような異常が起きているかを知らせるサインです。まずは、リモコンの画面に表示されているアルファベットと数字の組み合わせをメモに書き留めてください。

次に、エコキュートを購入した際に付属していた取扱説明書を開き、該当するエラーコードの項目を探します。取扱説明書が手元にない場合は、スマートフォンやパソコンを使って、各メーカーの公式ホームページ内にあるお客様サポートページでエラーコードを検索しましょう。

エラーコードの意味を正しく把握することで、ご自身で解決できる軽い不具合なのか、専門業者に部品の交換を依頼しなければならない重篤な故障なのかを判断する材料になります。

なお、本記事でも主要メーカーごとのエラーコードの意味と対処法を網羅して解説しています。お手元に説明書がない場合や、手早く確認したい場合は、以下のリンクから各メーカーの解説セクションをご覧ください。

>>メーカー別のエラーコード一覧を確認する

エコキュート本体をリセット(再起動)する

エラーコードの意味を確認した結果、取扱説明書に「リセットを行ってください」と記載されている場合や、通信不良が原因であると推測される場合は、エコキュート本体の再起動を試してみましょう。

例えば、ダイキン製エコキュートなどで見られる「エラーコード:H3(高圧圧力スイッチの作動)」が表示された場合、一時的な検知ミスであれば以下の手順でリセットを試みることができます。

  1. ヒートポンプユニット(室外機)の周囲に空気の流れを遮る障害物がないかを確認し、あれば取り除きます。
  2. 貯湯タンクユニットにある漏電遮断器のカバーを開け、スイッチを「切」にします。
  3. そのままの状態でおよそ1分間待機し、システム内の電気を完全に放電させます。
  4. 1分が経過した後、再び漏電遮断器のスイッチを「入」に戻します。
  5. 台所または浴室のリモコン画面を確認し、エラー表示が消えて時計表示に戻っているかを確認します。

一度の再起動で通常通りの時計表示などに戻っていれば、システムの一時的な誤作動であった可能性が高いと言えます。一時的な誤作動であれば、そのままエコキュートを使用し続けることができます。

エラーが消えない・頻発する場合は専門業者へ相談する

漏電遮断器を操作してリセットを行ってもエラーコードが消えない場合、あるいは一度消えても数時間後に再び同じエラーコードが表示される場合は、エコキュート内部の部品が物理的に破損している状態を示しています。

内部の部品が破損している状態で無理にエコキュートを稼働させると、水漏れが拡大して周囲の家財を濡らしたり、ショートによる火災などの二次被害を引き起こしたりする危険性があります。このような場合は直ちにエコキュートの使用を中止し、エコキュートの設置工事を行った施工業者、または給湯器の修理を専門とする業者に点検と修理を依頼してください。

なお、専門業者に連絡する際、「メーカー名」「エコキュートの型番」「表示されているエラーコード」「エラーが発生した日時と当時の状況」を正確に伝えることで、修理業者が適切な交換部品を準備して訪問できるため、スムーズな復旧作業を行えます。

コロナ製エコキュートの主要なエラーコード一覧

株式会社コロナが製造するエコキュートは、エラーコードの頭文字に「E」や「H」が使われる形式を採用しています。コロナ製エコキュートをご利用のご家庭が直面しやすいエラーコードとその原因、対応方法を解説します。

水不足・空焚き関連のエラー(E14、E16など)

エラーコード:E14

【原因・症状】

エコキュートの貯湯タンク内にお湯を送り込むための流水スイッチが正常に作動していない状態を示します。配管内の凍結や、断水によって水が供給されていない状況で発生しやすいエラーです。蛇口をひねってもお湯が出ない、あるいは貯湯タンクにお湯がたまらないという症状が発生します。

【解決・対応策】

お住まいの地域が断水していないか、あるいは冬場で配管が凍結していないかを確認してください。断水や凍結が原因ではない場合、流水スイッチ自体の故障が疑われます。流水スイッチの交換を専門業者が行う場合、部品代と作業費を含めて約15,000円~25,000円の費用がかかります。まずは給水専用止水栓を閉めてから、専門業者へ連絡を行ってください。

エラーコード:E16

【原因・症状】

給水配管に異常があり、貯湯タンクへの給水が正しく行われないことで、空焚きの危険性を検知した状態です。水位センサーが一定の水位を感知できない場合に表示されます。浴槽へのお湯張りや蛇口からの給湯が完全に停止する症状が出ます。

【解決・対応策】

エコキュート本体の足元にある給水専用の止水栓が閉まっていないかを確認し、閉まっている場合は止水栓を開けます。止水栓が開いているにもかかわらずエラーコードが消えない場合は、水位センサーの故障が考えられるため、専門業者による点検を依頼してください。水位センサーの交換修理には約10,000円~20,000円の費用が見込まれます。

ふろ湯はり・配管関連のエラー(E24、E27など)

エラーコード:E24

【原因・症状】

浴槽に設定した温度のお湯を張るふろ湯はり機能が正常に作動していない状態を示します。多くの場合、浴槽の内側に取り付けられているふろアダプターのフィルターにゴミや髪の毛が詰まっていることが原因です。お湯張りが途中で停止する、あるいはお湯の温度が設定よりも低くなる症状が出ます。

【解決・対応策】

浴槽のふろアダプターからフィルターを取り外し、古い歯ブラシなどで水洗いをして汚れを取り除いてみましょう。フィルターを元の位置に取り付けてから、再度ふろ自動ボタンを押して動作を確認します。フィルターを清掃してもエラー表示が消えない場合は、循環ポンプの異常が疑われるため専門業者に修理を依頼します。

エラーコード:E27

【原因・症状】

お風呂の追いだき機能に関連するエラーです。追いだき用の配管内に空気が入り込んでいる場合や、貯湯タンクユニット内部のふろ循環ポンプが故障している場合に表示されます。追いだきボタンを押しても浴槽のお湯が温まらない症状が発生します。

【解決・対応策】

浴槽内の水位がふろアダプターの循環口よりも5センチメートル以上高い位置にあるかを確認し、水が足りない場合は足し湯を行います。水位が十分にある状態でエラーコードが出る場合、ふろ循環ポンプを専門業者が修理または交換する必要があります。循環ポンプの交換費用は約30,000円~45,000円が目安となります。

ヒートポンプユニットの異常(H16、H54など)

エラーコード:H16

【原因・症状】

ヒートポンプユニット(室外機)内部の給水ポンプが異常な動作をしている、または貯湯タンクとヒートポンプユニットをつなぐ配管が凍結している状態を示します。冬場の気温が氷点下になる時期に頻発するエラーであり、お湯を沸き上げる作業ができなくなります。

【解決・対応策】

冬場の寒い時期にこのエラーが表示された場合、配管の凍結が日中の気温上昇によって自然に解けるのを待つか、配管の保温材の上から30度から40度程度のぬるま湯をかけて解凍を試みます。凍結が原因ではない場合は、専門業者がヒートポンプユニット内部のポンプ部品を交換する作業を実施します。

エラーコード:H54

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内で三方弁と呼ばれる、お湯と水の流れを切り替える部品が作動していない状態です。三方弁の内部が水垢や劣化によって固着すると、適切なお湯を作り出して貯湯タンクへ送ることができなくなります。蛇口からお湯が出なくなる症状が発生します。

【解決・対応策】

三方弁の故障はご自身で直すことができない物理的な破損であるため、専門業者に三方弁の交換修理を依頼してください。専門業者が古い三方弁を取り外し、新しい三方弁へ交換する工事を行います。三方弁の修理費用の目安は20,000円~35,000円程度となります。

パナソニック製エコキュートの主要なエラーコード一覧

パナソニック製のエコキュートは、エラーコードの頭文字が「F」と「H」に分かれています。「F」はシステム全体の機能停止を伴う不具合を、「H」は特定の部品の異常を知らせる傾向があります。

混合弁・三方弁の異常(H54、H59など)

エラーコード:H54

【原因・症状】

パナソニック製エコキュートにおけるこのエラーコードは、お湯を沸かす回路とお風呂の追いだきをする回路を切り替える三方弁の異常を示します。三方弁のモーターが故障して動かなくなっています。追いだきができなくなる、または設定温度のお湯が作れない症状が現れます。

【解決・対応策】

エコキュートの漏電遮断器を一度切り、1分後に再度入れるリセット操作を試してみてください。リセット後もエラーコードが表示される場合、専門業者が三方弁の部品交換を行います。部品の手配から交換作業の完了まで、通常は業者の訪問から1時間程度の作業時間を要します。

エラーコード:H59

【原因・症状】

給湯混合弁の異常を示します。貯湯タンク内の熱いお湯と、水道水を混ぜ合わせて、リモコンで設定した温度のお湯を作るための混合弁が正常に作動していません。蛇口をひねってもお湯が出なくなる、あるいは水しか出なくなるという生活に直結する症状が発生します。

【解決・対応策】

給湯混合弁の内部で水に含まれるミネラル分が固着している可能性が高いため、専門業者に給湯混合弁の交換を依頼しましょう。給湯混合弁の交換修理には、部品代と作業費を合わせて約15,000円~30,000円の費用がかかります。修理が完了するまで、蛇口からのお湯の使用は控えてください。

ヒートポンプユニットの異常(F27、F43など)

エラーコード:F27

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内部にある圧力スイッチが異常を検知した状態です。ヒートポンプユニットは空気の熱を圧縮してお湯を作りますが、その圧縮回路内の圧力が設計上の規定値から大きく外れています。冷媒ガスの漏れや、圧力スイッチ自体の故障が原因で発生し、エコキュート全体の運転が停止します。

【解決・対応策】

Fから始まるエラーコードは機器を保護するための強制停止状態を示すため、直ちにエコキュートの漏電遮断器を切り、専門業者へ修理を依頼してください。専門業者がヒートポンプユニットのカバーを開け、ガスの漏れ箇所を特定するか、圧力スイッチを交換します。

エラーコード:F43

【原因・症状】

ヒートポンプユニットのセンサーやプリント基板に関する異常を示します。ヒートポンプユニット内部のプリント基板がショートしている場合や、温度を測るセンサーが断線している場合に表示されます。落雷などの自然災害の後に発生しやすいエラーであり、お湯の沸き上げが完全に停止します。

【解決・対応策】

エコキュートへの通電を止め、速やかにパナソニックの修理受付窓口、または給湯器の専門業者へ連絡を行ってください。専門業者がテスターを用いて基板の通電状態を確認し、ショートしている場合はプリント基板全体の交換工事を行います。基板の交換費用は30,000円~50,000円程度が相場となります。

保安器の作動・ファン異常・水漏れなどのエラー(H91、F15など)

エラーコード:H91

【原因・症状】

貯湯タンク上部の保安器が作動し、温度過昇(タンク内の温度が異常に高くなること)を検知した状態です。温度制御システムの不具合やセンサーの故障により、安全保護機能が働いてエコキュートの運転が停止するため、お湯が沸かせなくなります。

【解決・対応策】

一時的な誤検知の場合、漏電遮断器のオン・オフでリセットするか、タンク上部にある保安器の復帰ボタンを押すことで解消することがあります。それでもエラーが再発する場合は、温度センサーや基板の故障が考えられるため、専門業者へ点検・修理(約16,500円〜)を依頼してください。

エラーコード:F15

【原因・症状】

ヒートポンプユニット(室外機)のファンモーターが正常に回転しない「ファンロック異常」を示します。ファンに落ち葉やゴミが絡まっている、冬場に雪や氷で凍結している、またはファンモーター自体が故障していることが原因で、運転が強制停止します。

【解決・対応策】

まずは室外機のファンの周囲を確認し、隙間に落ち葉やゴミなどの異物が挟まっていれば取り除きます。異物が見当たらないのにエラー表示が消えない場合は、モーターの摩耗や基板の故障(修理費用約30,000円〜)の可能性が高いため、専門業者に部品交換を依頼してください。

エラーコード:F17

【原因・症状】

エコキュート本体の内部からの水漏れ(漏水)を検知した状態です。配管のパッキン劣化や、タンク・ヒートポンプユニットの亀裂から水が漏れ出しており、放置すると基板のショートなど重大な二次被害を引き起こします。

【解決・対応策】

被害の拡大を防ぐために、まずは給水専用止水栓を閉めて水の供給を止めます。ご家庭での修理は不可能なため、速やかに専門業者へ連絡をして水漏れ箇所の特定と配管・部品の修理を依頼してください。

三菱電機製エコキュートの主要なエラーコード一覧

三菱電機製のエコキュートは、「C」「U」「P」などのアルファベットがエラーコードの先頭に付きます。「P」から始まるエラーコードは、給水やポンプに関連する異常を知らせる文字として設定されています。

ふろ自動・湯はり関連の異常(C03、U03など)

エラーコード:C03

【原因・症状】

浴槽に設定した水位までお湯が溜まらない状態を示します。浴槽の排水栓を抜いたままふろ自動ボタンを押してしまった場合や、浴槽のふろアダプターに湯垢が詰まっている場合に表示されます。ふろ湯はりが途中で終了し、浴槽にお湯が少ししか溜まらない症状が出ます。

【解決・対応策】

浴槽の排水栓がしっかりと閉まっているかを確認し、ふろアダプターのフィルターを取り外してブラシで掃除します。フィルターを戻した後、再度ふろ自動機能を使用します。操作ミスや清掃不足が原因であれば、この対応のみでエラー表示を解消できます。

エラーコード:U03

【原因・症状】

ふろ自動運転での湯はりが正常に行えない状態(ふろ配管のつぶれ・浴槽栓忘れ)を示します。浴槽の排水栓が抜けたままふろ自動ボタンを押してしまった場合や、ふろ配管の汚れ・つぶれ、貯湯ユニット周辺での水漏れがある場合に表示されます。浴槽にお湯がたまらない症状が出ます。

【解決・対応策】

まずは浴槽の排水栓がしっかりと閉まっているかを確認し、閉めてから再度ふろ自動スイッチを押してください。また、ふろアダプターのフィルターを古い歯ブラシ等で清掃することで解消する場合があります。それでもエラーが消えない場合は、配管のつぶれや水漏れが考えられるため専門業者へ点検を依頼してください。

給水・給湯ポンプの異常(P01、P36など)

エラーコード:P01

【原因・症状】

ふろ給湯機能に関連する混合弁が正常に動作していません。貯湯タンクのお湯と水道水を混ぜる混合弁のモーターが故障しているか、配管が凍結しています。リモコンで40度に設定しても、蛇口から水しか出ない、あるいは熱湯が出るという症状が発生します。

【解決・対応策】

台所や洗面所など他の蛇口からもお湯が出ないかを確認し、配管凍結の疑いがなければ専門業者へ混合弁の交換を依頼します。混合弁の交換修理にかかる費用は、およそ15,000円~25,000円です。修理が完了するまで、やけどに注意して水だけを使用してください。

エラーコード:P36

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内の循環ポンプに異常が発生しています。貯湯タンクの水をヒートポンプユニットに送り込み、温められたお湯をタンクに戻すためのポンプが動いていません。循環ポンプが動かないとお湯を沸き上げることができず、数日以内にタンク内のお湯が尽きてお湯が使えなくなります。

【解決・対応策】

循環ポンプのモーター故障や基板の異常が原因であるため、専門業者に循環ポンプの交換修理を依頼します。専門業者がヒートポンプユニットを取り外し、内部の循環ポンプを新しい部品と入れ替えます。この修理には30,000円~50,000円前後の費用がかかります。

沸き上げ・貯湯温度に関する異常(P16、P17など)

エラーコード:P16

【原因・症状】

ヒートポンプユニットでの沸き上げが正常にできない「ヒートポンプわき上げ異常(または配管逆接続)」を示します。ヒートポンプ配管内の水が正しく循環できていないためにお湯が作れなくなるエラーです。冬季の場合は配管の凍結、設置直後の場合は配管の逆接続やエア抜き不足が考えられ、長く使っている機器の場合はセンサーやヒートポンプ自体の故障が疑われます。

【解決・対応策】

冬場の寒い時期に表示された場合は配管の凍結が疑われるため、日中の気温上昇で自然解凍されるのを待ちます。凍結が原因ではない場合や、リセット(漏電遮断器のオフ・オン)をしてもエラーが再発する場合は、給水配管専用止水栓を閉じてから専門業者に点検・修理を依頼してください。

エラーコード:P17

【原因・症状】

貯湯ユニット内の水が目標温度よりも高く沸き上げられてしまう「高温貯湯異常」を示します。水温を測るセンサーの劣化・故障や、配線の不具合、制御基板の異常などにより、システムが過熱状態と判断して運転を停止するため、正常にお湯が使えなくなります。

【解決・対応策】

センサーや基板といった内部部品の物理的な故障が原因である可能性が高いため、ご家庭での対処は困難です。安全のため給水配管専用止水栓を閉じてエコキュートの使用を中止し、速やかに専門業者へ点検および部品交換を依頼してください。

ダイキン製エコキュートの主要なエラーコード一覧

ダイキン製エコキュートのエラーコードは、「J」「H」「C」「U」などのアルファベットと数字の組み合わせで構成されています。空調メーカーとしての技術を活かしたヒートポンプユニットが特徴であり、圧縮機や温度センサーに関するエラーが細かく分類されています。

サーミスタ(温度センサー)の異常(J3、J5など)

エラーコード:J3

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内部の「吐出管サーミスタ」の異常(断線やショート)を検知した状態です。圧縮機から送り出される高温の冷媒ガスの温度を正しく測ることができず、安全装置が働いてシステムが停止するため、お湯の沸き上げができなくなります。

【解決・対応策】

一時的な誤作動であればご家庭でのリセット操作で復旧しますが、すぐに再発する場合はセンサー自体の故障、または冷媒ガスの漏れによって異常な温度上昇が起きている可能性があります。専門業者が吐出管サーミスタの抵抗値を測定し、部品の交換(約15,000円〜20,000円)やガス漏れ修理を行います。

エラーコード:J5

【原因・症状】

ヒートポンプユニットの「吸入管サーミスタ」の異常です。圧縮機に戻ってくる冷媒ガスの温度を測るセンサーが故障しています。冷媒の温度を正しく検知できないため、効率的にお湯を沸かすことができなくなり、運転が停止する症状が出ます。

【解決・対応策】

エコキュートの漏電遮断器を操作してリセットを試み、再発する場合はダイキン製品の修理を扱う専門業者へ点検を依頼してください。吸入管サーミスタの物理的な部品交換が必要です。

高圧圧力スイッチ・混合弁の異常(H3、H56など)

エラーコード:H3

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内の「高圧圧力開閉器(スイッチ)」が作動し、強制停止させた状態を示します。冷媒ガスの圧力が異常に高くなった場合に、機器の破裂を防ぐための安全装置が働いています。熱交換器の目詰まりや、ファンモーターの不具合、水側配管の詰まりなどが原因です。

【解決・対応策】

室外機の周囲に物を置いて空気の通り道を塞いでいないかを確認し、問題がなければ専門業者へ点検を依頼してください。専門業者が室外機内部を分解し、ファンモーターの交換や水回路の洗浄を行います。

エラーコード:H56

【原因・症状】

お湯と水を混ぜて適温にする「湯はり混合弁」の異常を示します。混合弁の経年劣化やモーターの故障、内部への異物混入などが原因です。このエラーが表示されると、お風呂の自動湯はりができなくなります(シャワーや台所の蛇口からはお湯が出ることが多いです)。

【解決・対応策】

エコキュート本体の漏電遮断器を一度「切」にし、数分後に「入」に戻してリセットを試みてください。リセットしてもエラーが再発する場合は、混合弁の部品交換(約15,000円〜30,000円程度)が必要になるため、専門業者へ修理を依頼してください。

循環ポンプ・通信関連のエラー(C74、U4など)

エラーコード:C74

【原因・症状】

貯湯タンクと追いだき熱交換器の間でお湯を循環させる「熱交循環ポンプ」に異常が発生しています。ポンプの回転数が規定より低くなっていることを検知しており、お風呂の追いだき運転ができなくなる症状が発生します。

【解決・対応策】

漏電遮断器を一度オフにし、再度オンにしてリセットを行ってください。それでもエラーが再発する場合は、熱交循環ポンプ自体の故障や制御基板の不具合が考えられるため、専門業者に点検・修理を依頼してください。ポンプの交換費用は約20,000円〜35,000円が目安です。

エラーコード:U4

【原因・症状】

ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの間の「通信異常(伝送異常)」を示します。両者をつなぐ連絡配線の断線や接触不良、あるいはプリント基板が故障していることが原因で、お湯の沸き上げが完全に停止します。

【解決・対応策】

一時的な通信エラーの可能性があるため、エコキュート本体の漏電遮断器を10秒以上「切」にしてから「入」に戻すリセット操作を試してください。復旧しない場合は断線や基板故障が疑われるため、専門業者による配線の張り替えやプリント基板の交換修理(約30,000円〜50,000円)が必要です。

日立製エコキュートの主要なエラーコード一覧

日立製エコキュートは、エラーコードの頭文字が「Er」や「HE」から始まります。「Er」は貯湯タンクユニット側の異常、「HE」はヒートポンプユニット側の異常を明確に区分しています。

水漏れ・給水関連の異常(Er01、Er05など)

エラーコード:Er01

【原因・症状】

貯湯タンク内部の「タンク温度センサー(下部75L)」の異常を示します。温度センサー配線の断線や接触不良、あるいは貯湯タンクユニットの制御基板の不具合が原因で発生し、お湯の温度が正しく測れない状態です。

【解決・対応策】

リモコンの「メニューボタン」を3秒以上押してエラーの解除(リセット)を試みてください。解除できない、またはすぐに再発する場合はセンサーや基板の故障が疑われるため、専門業者へ部品の交換修理を依頼してください。

エラーコード:Er05

【原因・症状】

「ふろ温度センサー(ふろ戻り温度センサー)」の異常です。浴槽から戻ってくるお湯の温度を測るセンサーが断線・ショートを起こしています。この状態ではふろ自動運転や追いだき機能が正常に作動しなくなります。

【解決・対応策】

Er01と同様にリモコンからのリセット操作を行い、再発する場合は専門業者へふろ温度センサーまたは制御基板の交換を依頼してください。

ふろ湯はり・追いだきの異常(Er13、Er15など)

エラーコード:Er15

【原因・症状】

「ふろ(注湯)流量異常」を示します。ふろ自動ボタンを押してもお湯が出ない、あるいはお湯が止まらないといった症状が出ます。断水や止水栓の閉め忘れのほか、流量センサーやふろ電磁弁の故障、配管の詰まりが原因です。

【解決・対応策】

断水や配管の凍結が起きていないか、給水止水栓が開いているかを確認してください。問題がない場合は、経年劣化により電磁弁が固着して動かなくなっている可能性が高いため、専門業者にふろ電磁弁や流量センサーの交換(約15,000円〜25,000円)を依頼します。

ヒートポンプユニットの異常(HE15、HE20など)

エラーコード:HE15

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内の「ファンモーター異常」を示します。室外機のプロペラを回すモーターが故障しているか、冬季に大雪が降り、雪や氷がファンに詰まって回転を妨げている場合に表示されます。お湯の沸き上げができなくなります。

【解決・対応策】

室外機の周囲に雪が積もっていないかを確認し、ファンの回転を妨げている障害物があれば排除してください。雪や障害物が原因でない場合は、専門業者がファンモーターの交換修理を実施します。

エラーコード:HE20

【原因・症状】

「ヒートポンプ配管関係の異常」を示します。ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットをつなぐ配管内で水が正常に循環できず、沸き上げ不良を起こしている状態です。配管の詰まりや凍結、水抜き栓からの水漏れなどが原因です。

【解決・対応策】

冬場であれば配管凍結の自然解凍を待ち、漏電遮断器をオフにして5秒後に再度オンにするリセットを行います。再発する場合はご家庭での対処は難しいため、速やかに専門業者へ点検・修理の依頼を行ってください。

東芝製エコキュートの主要なエラーコード一覧

東芝製エコキュートは、エラーコードの中にコロン(:)が含まれる独自の表示形式を持っています。東芝はエコキュート事業から撤退していますが、現在も使用しているご家庭があるため、エラーへの対応手順を記載します。

温度センサー・混合弁の異常(H:3、H:6など)

エラーコード:H:3

【原因・症状】

「電磁弁」または「流量センサー」に異常がみられる状態です。お湯の供給を制御する弁が故障しているため、お湯が止まらない、またはお湯がまったく出ないなどの給湯不良が発生します。

【解決・対応策】

専門業者が電磁弁や流量センサーの部品交換を行います。ただし、東芝製エコキュートの部品は製造終了から年数が経過しているため、業者が代替部品を確保できるかを確認する必要があります。部品がない場合はエコキュート本体の買い替えとなります。

ヒートポンプユニットの異常(H:9、H:11など)

エラーコード:H:9

【原因・症状】

「外気温度センサー」に異常がみられる状態です。センサー自体の不具合や、配線ハーネスの断線・ショート・腐食などが原因で、外気の温度を正しく読み取れず、効率的な沸き上げ制御ができなくなります。

【解決・対応策】

専門業者による点検とハーネスの修復、またはセンサーの交換が必要です。修理が完了するまでの間は、設定温度が安定しない場合があります。

エラーコード:H:11

【原因・症状】

「フロースイッチの異常」を示します。配管内の水流を検知するスイッチが固着・故障しており、ポンプの空回りによる重大な破損を防ぐためにシステムが停止します。お湯を沸かすことができなくなります。

【解決・対応策】

フロースイッチの部品交換が必要になるため、専門業者にエコキュートの点検と修理を依頼してください。修理費用の見積もりをもらい、機器の寿命(10年以上)が近い場合は他メーカーの最新機種への移行を検討しましょう。

リモコン・通信関連の異常(E:9、E:18など)

エラーコード:E:9

【原因・症状】

「リモコン通信不良」を示します。台所や浴室のリモコンと、エコキュート本体(プリント基板)の間の通信が途絶えている状態です。壁の中の配線の断線、端子台の接続不良、またはリモコンへの電力供給がストップしていることが原因です。

【解決・対応策】

まずはエコキュート本体の漏電遮断器を一度切り、再度入れてリセットすることで通信が復旧するか確認してください。改善しない場合は、専門業者に点検を依頼します。ケーブルの断線修理や、本体の通信基板の交換が必要になるケースがあります。

エラーコード:E:18

【原因・症状】

「ヒートポンプユニットの通信異常」を示します。貯湯タンクユニットとヒートポンプユニット(室外機)をつなぐ連絡配線が断線しているか、通信基板が故障しているために相互通信ができず、お湯を沸かすシステムが作動しません。

【解決・対応策】

通信線の経年劣化や動物にかじられたことによる断線、または基板自体の故障が疑われます。ご家庭での対処は難しいため、速やかに専門業者へ連絡し、配線の張り直しや基板の交換修理(約30,000円〜50,000円)を依頼してください。

長府製作所製エコキュートの主要なエラーコード一覧

長府製作所製エコキュートは、数字のみのエラーコードとアルファベットを含むエラーコードの両方が存在します。

給湯・ふろ湯はりの異常(011、032など)

エラーコード:011

【原因・症状】

「給湯運転連続許容時間の超過」を示します。お湯を1時間以上(機種によっては連続燃焼制限時間以上)連続して出し続けた場合に安全装置が働き、運転が一時停止するエラーです。蛇口の閉め忘れや、配管からの水漏れが原因で発生します。

【解決・対応策】

家中のすべてのお湯の蛇口が確実に閉まっているかを確認し、リモコンの運転スイッチを一度「切」にしてから「入」に戻すことでエラーを解除できます。蛇口が閉まっているのに頻繁にこのエラーが出る場合は、見えない場所で漏水している可能性があるため専門業者に調査を依頼してください。

エラーコード:032

【原因・症状】

「排水栓抜け」または「お湯はり時間超過」を検知した状態です。浴槽の排水栓を閉め忘れたまま「ふろ自動」を押した場合や、ふろアダプターのフィルターが詰まってお湯の循環が妨げられている場合に発生します。

【解決・対応策】

浴槽の排水栓が確実に閉まっているかを確認し、ふろアダプターのフィルターを清掃してから、再度運転スイッチを入れ直してください。それでも改善しない場合は水位センサーなどの故障が考えられるため、専門業者へ点検を依頼します。

ヒートポンプユニット・センサーの異常(E3、J3など)

エラーコード:E3

【原因・症状】

ヒートポンプユニット動作時の「高圧圧力スイッチ作動」を示します。ヒートポンプ配管内の水が正しく循環せず、冷媒回路の圧力が異常に上昇したため、機器を保護するために運転が停止しています。配管の凍結、止水栓の閉止、ストレーナーの詰まりなどが主な原因です。

【解決・対応策】

冬場であれば配管の凍結が自然に解けるのを待ちます。凍結が原因ではない場合は、給水および沸き上げ回路の止水栓が開いているか確認し、貯湯ユニットの漏電ブレーカーを3秒以上「切」にしてから再度「入」にしてリセットします。再発する場合は専門業者へ修理(約16,500円〜)を依頼してください。

エラーコード:J3

【原因・症状】

ヒートポンプユニットの「吐出管サーミスタ」の異常(断線・ショート)を示します。圧縮機から出る冷媒ガスの温度を測るセンサーが故障しており、正しい温度制御ができず機器が停止します。

【解決・対応策】

漏電ブレーカーを3秒以上「切」にしてから再度「入」にして警報解除を試みます。すぐに再発する場合は、専門業者によるサーミスタの部品交換(約15,000円〜20,000円程度)が必要です。

水位異常・通信エラー(F43、760など)

エラーコード:F43

【原因・症状】

「水位センサー異常」が発生している状態です。水位を測るセンサーが許容範囲を超えた水位を検出したり、センサー自体が故障したりしています。浴槽にお湯が溢れてしまう、あるいは逆に足りないといった湯はり不良の原因になります。

【解決・対応策】

浴室リモコンまたは台所リモコンの運転スイッチを一度オフにし、再度オンにして警報解除を試みてください。リセットしても症状が改善しない場合はご家庭での対処は難しいため、専門業者が水位センサーの交換を行い復旧させます。

エラーコード:760

【原因・症状】

「リモコンの通信異常」を示します。台所または浴室リモコンから操作信号が送られていません。リモコン線の断線や、リモコン内部基板の不具合が原因です。

【解決・対応策】

専門業者がリモコンを取り外し、壁の中の配線を点検します。断線があれば張り替えを行い、リモコン本体の故障であれば交換を行います。日頃からリモコンに直接大量の水をかけないように注意しましょう。

タカラスタンダード製エコキュートの主要なエラーコード一覧

タカラスタンダードが販売するエコキュートは、主にパナソニックや日立などから製品の供給を受けるOEM製品です。そのため、エラーコードの表示内容もOEM元のメーカーに準拠します。ここではパナソニックOEM機種でよく見られる代表的なエラーコードを解説します。

水漏れや給湯・湯はりに関するエラー(H91、H59など)

エラーコード:H91

【原因・症状】

「温度過昇検知(保安器の作動)」を示します。タンク内の温度が異常に高くなったことを検知して安全保護機能が働き、運転が停止してお湯が沸かせなくなります。

【解決・対応策】

タンク上部にある保安器の復帰ボタンを押すことで解消することがあります。再発する場合は温度センサーや基板の故障が考えられるため、専門業者へ修理を依頼してください。

エラーコード:H59

【原因・症状】

「給湯混合弁の異常」を示します。貯湯タンク内の熱いお湯と水道水を混ぜ合わせる部品が作動していないため、蛇口をひねってもお湯が出ない、あるいは水しか出なくなる症状が発生します。

【解決・対応策】

混合弁内部の固着や故障が疑われるため、専門業者に給湯混合弁の交換を依頼してください。修理が完了するまで蛇口からのお湯の使用は控えます。

ヒートポンプユニット・漏電に関するエラー(F27、F15など)

エラーコード:F27

【原因・症状】

ヒートポンプユニット内部の「圧力スイッチ異常」です。冷媒ガスの漏れやスイッチ自体の故障により、圧縮回路内の圧力が規定値から外れており、全体の運転が強制停止します。

【解決・対応策】

機器を保護するための強制停止状態であるため、直ちに漏電遮断器を切り、専門業者へ修理を依頼してください。専門業者がガス漏れの特定や圧力スイッチの交換を行います。

エラーコード:F15

【原因・症状】

「ファンロック異常(室外機ファンの回転不良)」を示します。室外機のファンに落ち葉や雪が絡まっている、またはファンモーター自体が故障していることが原因です。

【解決・対応策】

まずは室外機周辺の異物を取り除いてください。異物が見当たらないのにエラーが消えない場合は、モーターの故障の可能性が高いため、専門業者に部品交換を依頼してもらいます。

OEM元のメーカーに応じたエラー確認と修理依頼

タカラスタンダード製エコキュートをご利用のご家庭では、エラーコードが発生した際、まず取扱説明書を開いてOEM元のメーカーを特定するか、取扱説明書に記載されているエラーコード一覧のページを参照してください。

また、修理を依頼する際、給湯器の修理業者へ「タカラスタンダード製(パナソニックOEM等)」であることを伝えると、部品特定作業が円滑に進みやすくなります。

エコキュートの修理・交換ならライフテックサービス


この記事では、エコキュートに表示される主要なエラーコードについて、メーカー別に原因と対処法をご紹介してきました。

エコキュートのエラーコードが頻繁に表示される場合や、部品の交換では対応できないほど機器全体の劣化が進んでいる場合、新しいエコキュートへの買い替えを検討する時期を迎えています。エコキュートの耐用年数は一般的に10年から15年とされており、設置から10年以上が経過しているエコキュートは、一つの部品を修理しても数ヶ月後に別の部品が故障する連鎖的な不具合が発生しやすくなります。

エコキュートに表示されたエラーコードの確認から、故障した部品の特定、そして交換修理や新しいエコキュートへの買い替えまで、一貫した対応をお求めの場合は、ライフテックサービスへご相談ください。

ライフテックサービスは、エコキュートやガス給湯器の新規設置・点検・交換を専門に行うプロフェッショナル集団です。

【兵庫県密着!】ライフテックサービスならではの強み

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専門スタッフが修理で対応可能なエラーかどうか判定し、交換が必要な場合は適性な見積もりを提示いたします。

兵庫県内で現在お使いのエコキュートで気になるエラー表示が続いている方や、突然お湯が出なくなってお困りの方は、お気軽にライフテックサービスへお問い合わせください。


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この記事を書いた人
ライフテックサービス広報スタッフ
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