2026/2/10 エコキュートの修理費用はいくら?故障時の対処法や失敗しないための知識
突然お湯が出なくなったり、リモコンにエラーが表示されたりすると焦ってしまうものです。生活に欠かせないお湯が使えない状況は、一日でも早く解消したいですよね。
エコキュートの不具合は、自分で直せる軽微なものから、プロによる部品交換が必要なものまで様々です。落ち着いて状況を確認し、適切な対処を行うことで、無駄な出費を抑えられる可能性があります。
この記事では、エコキュートが故障した際の対処法や、修理費用の目安、業者選びで失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
エコキュートが故障!自分で解決できる?修理依頼が必要?

まずは、起きているトラブルが「自分で対応できる一時的なエラー」なのか、「専門的な修理が必要な故障」なのかを見極めることが先決です。リモコンに表示されているエラーコードを確認し、取扱説明書やメーカーの公式サイトと照らし合わせてみましょう。
自分で解決できるエラーの例
以下のようなケースでは、故障ではなく一時的な不具合や設定ミスの可能性があります。修理を依頼する前に一度確認してみてください。
お湯が出ないがエラーコードは出ていない
タンクのお湯が空になっている「湯切れ」の可能性があります。来客があった日や、普段より多くお湯を使った日は、夜間に沸き増し設定をすることで解決する場合があります。また、止水栓が閉まっていないか、地域的な断水が発生していないかも確認してください。
設定温度になってもお湯がぬるい
浴槽の循環アダプター(フィルター)にゴミや髪の毛が詰まっていると、設定温度まで温まらないことがあります。フィルターを掃除することで改善されることが多いです。また、配管の凍結によりお湯が出ない場合は、無理に解凍せず、自然に溶けるのを待つか、ぬるま湯を配管にタオル越しにかける等の適切な処置で直ることがあります。
特定のエラーコードが表示されている
メーカーによっては、リセット操作(漏電遮断器のOFF/ONなど)で復旧するエラーもあります。例えば「給湯栓の閉め忘れ」や「ふろ自動の一時停止」など、使用方法に関連するエラーであれば、自分で解除可能です。
メーカーや水道業者へ修理依頼が必要な例
一方で、以下のような症状が見られる場合は、内部部品の故障や施工不良の可能性が高いため、プロへの相談が必要です。無理に触ると状態が悪化することもあるので注意してください。
エラーコードをリセットしても再発する
何度も同じエラーが出る場合、センサーや基板、ヒートポンプなどの部品が寿命を迎えている可能性があります。
水漏れが発生している
貯湯タンクやヒートポンプユニットの下が常に濡れている場合、配管の破損やタンクの亀裂、内部弁の故障が疑われます。放置すると水道代が上がるだけでなく、漏電のリスクもあるため早急な対処が必要です。
異音や異臭がする
運転中に「キーン」「ガリガリ」といった異常な音がする場合や、焦げ臭いにおいがする場合は、ファンモーターや電子基板の故障が考えられます。
エコキュートを修理依頼するときに大切な知識

修理が必要と判断した場合、次に悩むのが「どこに連絡すればいいか」です。依頼先を間違えると、修理完了までの時間が長引いたり、費用が割高になったりすることがあります。
「メーカー修理」と「給湯器専門業者」の対応の違い
修理の依頼先は大きく分けて「メーカー」と「給湯器専門業者(施工店)」の2つがあります。
メーカー修理は、自社製品の知識が豊富で、確実に純正部品で修理してもらえる安心感があります。ただし、修理費用は定価ベースになることが多く、割引などはあまり期待できません。また、依頼から訪問まで数日かかることもあります。
一方、給湯器専門業者は、様々なメーカーに対応しており、独自の在庫を持っている場合もあります。メーカーよりも対応が早く、費用も柔軟に設定されていることが多いのが特徴です。ただし、業者によって技術力に差があるため、信頼できる業者を選ぶ必要があります。
保証期間内なら無償修理の可能性がある「メーカー」へ
設置からまだ年数が浅い場合は、まずメーカー保証期間内かどうかを確認してください。保証期間内であれば、自然故障にかぎり無償で修理を受けられます。保証書を手元に用意し、設置日を確認してみましょう。
主なメーカーの無償保証期間の目安は以下の通りです。
| メーカー | 本体 | リモコン | 冷媒・ヒートポンプ | タンク(水漏れ) |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック | 1年 | 1年 | 3年 | 5年 |
| 三菱電機 | 2年 | 2年 | 3年 | 5年 |
| ダイキン | 1年 | 1年 | 3年 | 5年 |
| コロナ | 2年 | 2年 | 3年 | 5年 |
| 日立 | 1年 | 1年 | 3年 | 5年 |
| 東芝 | 5年 | 5年 | 5年 | 5年 |
※上記は一般的な無料保証の期間です。購入時に「延長保証(有料)」に加入している場合は、10年程度まで保証が続いていることもありますので、必ず加入証書を確認してください。
保証切れならメーカーより安く早い「専門業者」がおすすめ
メーカー保証が切れている場合、メーカーに修理を依頼すると、出張費、技術料、部品代がすべて実費となり、高額になりがちです。また、部品の保有期間(製造終了から約10年)を過ぎていると「修理不能」と判断され、そのまま買い替えを提案されることもあります。
保証切れのタイミングであれば、給湯器専門業者に相談するのが得策です。専門業者はメーカーよりも修理費用を抑えられる傾向にあり、万が一修理ができない場合でも、他メーカー製品を含めた安価な交換提案をしてくれるからです。即日対応してくれる業者も多いため、お湯が使えない期間を短縮できるメリットもあります。
悪質な高額請求を避けるために必ず「相見積もり」をとる
残念ながら、給湯器の修理業者の中には、足元を見て相場よりも高い金額を請求したり、不要な工事を勧めたりする業者も存在します。
トラブルを避けるためには、1社だけで即決せず、2~3社から見積もりをとる「相見積もり」を行うのが有効です。「他社とも比較検討しています」と伝えるだけで、適正価格が提示されやすくなります。電話対応の丁寧さや、見積もりの明細が分かりやすいかどうかも、信頼できる業者を見極めるポイントです。
エコキュートの修理・交換費用の相場・目安

修理費用は、故障している箇所や部品によって大きく異なります。いざという時に慌てないよう、費用の目安を知っておきましょう。
【軽微な修理】弁やパッキン、センサーの交換(約1.5万~5万円)
比較的軽微な故障としては、配管の接続部にあるパッキンの劣化による水漏れや、流量センサー、サーミスタ(温度センサー)の不具合などが挙げられます。
- 混合弁や安全弁の交換:約16,500円~33,000円
- 各種センサー類の交換:約16,500円~44,000円
- 配管のパッキン交換や補修:約11,000円~22,000円
これらの修理であれば、部品代も工賃もそこまで高額にはなりません。
【高額修理】ヒートポンプや基板など重要部品の交換(約7万~17万円)
エコキュートの心臓部である「ヒートポンプユニット」や、全体の制御を行う「電子基板」が故障した場合、修理費用は高額になります。
- ヒートポンプユニットの修理(コンプレッサー等):約88,000円~176,000円
- 電子基板(メイン基板)の交換:約33,000円~88,000円
- ヒートポンプユニットごとの交換:約165,000円~275,000円
特にヒートポンプの冷媒回路(ガス漏れなど)のトラブルは、修理が難しくユニットごとの交換が必要になるケースもあり、その場合はかなり高額な出費となります。
【本体交換】エコキュートを丸ごと買い替える費用(約35万~60万円)
修理費用が10万円を超える場合や、使用年数が10年を超えている場合は、修理をしてもまたすぐに別の場所が壊れるリスクがあります。そのため、思い切って新品に交換した方が、長期的なコストパフォーマンスが良いことが多いです。
一般的なエコキュート(370L~460Lクラス)の交換費用の相場は、工事費込みで約385,000円~660,000円程度です。機能やタンク容量、依頼する業者によって価格幅はありますが、最新機種は省エネ性能も向上しているため、月々の電気代が安くなるメリットもあります。
修理費用には部品代に加え「技術料」と「出張費」がかかる
見積もりを見る際は、部品代だけでなく、以下の費用が含まれているかを確認しましょう。
- 部品代:交換するパーツの価格
- 技術料(作業工賃):修理を行う作業員の技術に対する費用
- 出張費:業者が自宅まで訪問するための費用
メーカー修理の場合、修理をせずに点検だけで終わったとしても、出張費として約3,300円~5,500円程度がかかることが一般的です。
エコキュートを長く使うための工夫

エコキュートは決して安い買い物ではありません。日頃のちょっとしたメンテナンスで、故障のリスクを減らし、寿命を延ばすことができます。
定期的に「貯湯タンクの水抜き」を行い、沈殿した汚れを出す
タンクの底には、水道水に含まれるミネラル分などの不純物が少しずつ沈殿していきます。これが蓄積すると、お湯が臭くなったり、配管詰まりの原因になったりします。
年に2~3回を目安に、タンク下部の排水栓を開けて、底に溜まった水を2分程度排出する「水抜き」を行いましょう。具体的な手順はタンク本体のラベルや取扱説明書に記載されています。
お風呂の循環アダプター(フィルター)をこまめに掃除する
浴槽にあるお湯が出てくる部分(循環アダプター)のフィルターが目詰まりすると、お湯の循環が悪くなり、ポンプや給湯器本体に余計な負荷がかかります。
入浴後の浴槽掃除のついでに、フィルターを外して古い歯ブラシなどで網目の汚れを落とす習慣をつけましょう。これだけでエラーの発生頻度を下げることができます。
入浴剤の使用ルール(推奨品以外は使わない)を徹底する
エコキュートは、入浴剤の使用に制限があります。特に、白濁するタイプ(酸化チタン含む)や、発泡タイプ、硫黄・酸・アルカリが含まれる入浴剤は、配管の腐食やポンプの故障原因となるため、多くのメーカーで使用禁止とされています。
最近では一部の入浴剤に対応した機種も出ていますが、基本的には「各メーカーが推奨している入浴剤以外は使わない」ことが、故障を防ぐ鉄則です。
冬場の凍結防止対策を行い、配管への負荷を減らす
寒波が予想される日は、配管の凍結防止対策を行いましょう。多くの機種には、お風呂の残り湯を循環口より上まで残しておくことで、自動的に水を循環させて凍結を防ぐ機能がついています。
また、露出している配管の保温材が破れていないか冬の前に点検し、必要であればホームセンターで保温材を購入して巻き直すなどの対策も有効です。
10年以上使用したエコキュートは修理よりも交換がオススメ
エコキュートの設計上の標準使用期間は10年とされています。10年を過ぎると、部品の供給が終了していることが多く、修理したくてもできないケースが増えてきます。また、一度修理しても、経年劣化により別の部品が次々と故障する「故障の連鎖」が起きやすく、結果的に修理代がかさんでしまうことも少なくありません。
使用年数が10年~15年経過しているなら、修理に数万円かけるよりも、最新の省エネ機種への買い替えを検討した方が、電気代の節約や保証の面でもメリットが大きいでしょう。
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もしエコキュートの交換を検討されているなら、「ライフテックサービス」への相談をおすすめします。
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