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( 給湯器 )

2025/7/15 ガス給湯器の値段・費用相場はいくら?設置・交換はどこに頼むべき?

毎日使うお湯を供給してくれるガス給湯器は、私たちの生活に欠かせない住宅設備の一つです。しかし、突然の故障で交換が必要になった際、「費用はいくらかかるのだろう?」「どこに頼めばいいの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

ガス給湯器の交換には、本体価格だけでなく工事費もかかり、決して安い買い物ではありません。だからこそ、値段や費用相場をきちんと理解し、信頼できる業者に依頼することが大切です。

この記事では、ガス給湯器の交換にかかる値段・費用相場から、費用を安く抑えるコツ、そして依頼先の選び方まで、詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたの状況に合った最適な給湯器交換の方法がきっと見つかるでしょう。
 

■ガス給湯器の値段・費用相場はいくら?

まずはじめに、多くの方が最も気になる「ガス給湯器の交換に一体いくらかかるのか」という点について、費用の総額や内訳を詳しく見ていきましょう。
 

◎【総額】ガス給湯器の交換にかかる費用相場

ガス給湯器の交換にかかる費用の総額は、一般的に10万円~30万円が相場です。ただし、この金額はあくまで目安であり、設置する給湯器の種類や機能、号数(お湯を出す能力)、そして依頼する業者によって大きく変動します。

例えば、お湯を供給するだけのシンプルな「給湯専用」タイプであれば比較的安価ですが、お風呂の追い焚き機能が付いたタイプや、熱効率が高くガス代の節約につながる「エコジョーズ」になると、その分価格は高くなる傾向にあります。
 

◎費用の内訳は「給湯器本体の価格」と「基本工事費」

給湯器交換の総額費用は、大きく分けて「給湯器本体の価格」と「基本工事費」の2つで構成されています。

●給湯器本体の価格(5万円~20万円程度)

メーカーの希望小売価格は高めに設定されていますが、多くの販売店や工事業者は30%~80%程度の割引価格で販売しています。割引率は業者によって大きく異なるため、本体価格がいくらになっているかは重要な比較ポイントです。価格は、機能(追い焚き、暖房機能の有無)や号数(16号、20号、24号)によって変わります。

●基本工事費(3万円~6万円程度)

基本工事費には、既存の給湯器の撤去、新しい給湯器の設置、ガス管や水道管の接続、リモコンの設置といった基本的な作業が含まれます。費用の内訳は業者によって異なりますが、一般的には以下のような項目が含まれます。

○既存給湯器撤去・処分費
○新規給湯器設置費
○給水・給湯配管接続費
○ガス接続費
○リモコン設置費

なお、設置場所の状況によっては、配管の延長や特殊な部品が必要になる「追加工事」が発生し、別途費用がかかる場合もあります。見積もりを取る際には、どこまでが基本工事に含まれ、どのような場合に追加費用が発生するのかを必ず確認しましょう。
 

◎ガス給湯器の工事費込みの値段・費用相場(2025年7月時点)

それでは、戸建て住宅で最も一般的な「壁掛タイプ」の給湯器について、機能別の工事費込みの費用相場を見ていきましょう。ご自宅の給湯器がどのタイプに当てはまるか確認してみてください。

給湯器のタイプ 主な機能・特徴 工事費込みの費用相場
【従来型】給湯専用 お湯はりや追い焚き機能がないシンプルなタイプ 約9万円~13万円
【従来型】オート 自動お湯はり・追い焚き・保温機能を備えた標準タイプ 約14万円~20万円
【従来型】フルオート オートの機能に加え、自動足し湯や配管自動洗浄など便利な機能が満載の最上位タイプ 約16万円~21万円
【エコジョーズ】オート 省エネ性と利便性を両立した、人気の高い高効率タイプ 約18万円~21万円
【エコジョーズ】フルオート 最高の機能性と省エネ性を求める方におすすめの最上位高効率タイプ 約20万円~26万円

※上記の価格はあくまで目安です。号数(お湯の供給能力)や設置状況によって変動するため、正確な費用は必ず業者からの見積もりでご確認ください。

なお、ガス給湯器・エコジョーズの工事費込み費用について詳しくは、以下の記事もご覧ください。

ガス給湯器・エコジョーズの交換費用は?設置タイプ・機能ごとに解説

 

■ガス給湯器の値段・交換費用を安く抑えるには?

給湯器の交換は大きな出費ですが、いくつかのポイントを押さえることで費用を賢く抑えることが可能です。ここでは、具体的な5つの方法をご紹介します。
 

◎複数の業者から相見積もりを取って比較検討する

最も重要かつ効果的な方法が、複数の業者から見積もり(相見積もり)を取ることです。1社だけの見積もりでは、その価格が適正なのか判断できません。最低でも2~3社から見積もりを取り、本体価格、工事費、保証内容などを比較検討しましょう。

その際、単純な総額の安さだけで決めるのは危険です。見積書の内訳をしっかりと確認し、「不自然に安い項目はないか」「必要な工事が全て含まれているか」「追加料金の規定は明確か」といった点までチェックすることが、後々のトラブルを防ぐことにも繋がります。
 

◎割引率の高い給湯器専門業者に依頼する

給湯器の交換は、ガス会社やホームセンターなど様々な場所で依頼できますが、費用を安く抑えたいなら「給湯器専門業者」がおすすめです。

専門業者は、メーカーから給湯器を大量に仕入れることで、高い割引率を実現しています。また、広告費を抑えたインターネット中心の業者も多く、店舗運営コストなどがかからない分、価格に還元されやすい傾向があります。業者によっては、メーカー希望小売価格から70%~80%といった大幅な割引を提供している場合もあります。
 

◎必要以上に高機能・大容量なモデルを選ばない

給湯器には様々な機能や号数(お湯を出す能力)があります。もちろん、高機能・大容量なモデルほど本体価格は高くなります。費用を抑えるためには、ご家庭のライフスタイルに合った、過不足のないモデルを選ぶことが大切です。

例えば、一人暮らしなのに4人家族向けの24号を選んだり、追い焚き機能をほとんど使わないのにフルオートタイプを選んだりすると、無駄な出費になってしまいます。

●号数の目安

○16号:1人~2人家族向け
○20号:2人~4人家族向け
○24号:4人以上のご家庭、複数箇所で同時にお湯を使うことが多い方向け

現在使用している給湯器で特にお湯の量に不便を感じていなければ、同じ号数のものを選ぶのが基本です。家族構成の変化などを考慮し、最適なモデルを選びましょう。
 

◎本体価格と工事費がセットになったプランを選ぶ

業者によっては、「給湯器本体+標準工事費+保証」が全て込みになった、お得なセットプランを用意している場合があります。

内訳が分かりやすく、個別に依頼するよりも割安になるケースが多いため、積極的に活用しましょう。ただし、「標準工事」の範囲は業者によって異なるため、自宅の設置状況が標準工事で収まるかどうか、事前に確認することが重要です。
 

◎業者のセールやキャンペーンを活用する

給湯器専門業者の中には、期間限定のセールや特定のモデルを対象としたキャンペーンを頻繁に実施しているところがあります。

「決算セール」や「在庫一掃キャンペーン」などのタイミングを狙うことで、通常よりも安く給湯器を交換できる可能性があります。業者のウェブサイトなどをこまめにチェックし、お得な情報を見逃さないようにしましょう。
 

■ガス給湯器の設置・交換はどこに頼むべき?

給湯器の交換を依頼できる業者は、主に「ガス会社」「給湯器専門業者」「ホームセンター・家電量販店」「リフォーム会社」の4つに分けられます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、何を重視するかによって最適な依頼先は異なります。
 

◎①ガス会社|メリット・デメリットとおすすめな人

メリット:
最大のメリットは、普段から付き合いのあるガス会社という「安心感」と「信頼性」です。ガスに関する専門知識が豊富で、安全性も高く、何かあった際のアフターフォローも期待できます。

デメリット:
他の業者と比較して、費用が最も割高になる傾向があります。給湯器本体の割引率が低い、または定価での販売が基本で、工事費も高めに設定されていることが多いです。また、取り扱っているメーカーや機種が限られる場合もあります。

おすすめな人:
「費用が高くても、とにかく安心して任せたい」という方や、「どこに頼んでいいか全く分からない」という方におすすめです。
 

◎②給湯器専門業者|メリット・デメリットとおすすめな人

メリット:
費用が安いことが最大の魅力です。高い割引率で本体を提供しており、工事費も比較的安価です。また、取り扱いメーカーや機種のラインナップが豊富で、専門知識を持ったスタッフから最適な商品を提案してもらえます。スピーディーな対応を強みとしている業者が多いのも特徴です。

デメリット:
業者の数が非常に多く、中には知識や技術が未熟な業者や、手抜き工事を行う悪徳業者が存在する可能性もゼロではありません。信頼できる業者を自分で見極める必要があります。

おすすめな人:
「費用を少しでも安く抑えたい」という方や、「多くの選択肢の中から自分に合った給湯器を選びたい」という方におすすめです。業者選びの際は、施工実績、保証内容、口コミなどをしっかり確認しましょう。
 

◎③ホームセンター・家電量販店|メリット・デメリットとおすすめな人

メリット:
店舗で実物を見たり、買い物ついでに気軽に相談できたりする点がメリットです。ポイントが貯まる・使えるといった、独自のサービスも魅力でしょう。

デメリット:
実際の工事は下請け業者が行うため、工事の品質にばらつきが出る可能性があります。また、専門知識を持ったスタッフが少ない場合や、中間マージンが発生するため費用が割高になる傾向があります。トラブル時の対応が遅れるケースも考えられます。

おすすめな人:
「いつも利用している店舗で、ポイントなどを活用して購入したい」という方におすすめです。
 

◎④リフォーム会社|メリット・デメリットとおすすめな人

メリット:
お風呂やキッチンなど、給湯器交換と合わせて他のリフォームも検討している場合には、まとめて依頼できるため手間が省けます。住宅全体を考慮した提案をしてもらえる可能性があります。

デメリット:
給湯器交換「だけ」を依頼する場合、専門業者に比べて費用は割高になります。また、給湯器が専門ではないため、最新機種に関する知識が少ない場合もあります。

おすすめな人:
「水回りのリフォームと一緒に給湯器も新しくしたい」という方におすすめです。
 

◎【結論】何を重視するかで依頼先を選ぶのがおすすめ

ここまで見てきたように、依頼先によって特徴は様々です。

○安心感・信頼性を最優先するなら → ガス会社
○価格の安さ・専門性を重視するなら → 給湯器専門業者
○利便性・手軽さを求めるなら → ホームセンター・家電量販店
○他のリフォームも考えているなら → リフォーム会社

それぞれのメリット・デメリットを理解し、「自分が何を一番重視するのか」を明確にすることで、満足のいく業者選びができるでしょう。一般的には、価格と専門性のバランスが取れた給湯器専門業者に相見積もりを依頼するのが、最も失敗が少なく、費用を抑えられる賢い選択と言えます。
 

■エコキュートの設置・交換なら「ライフテックサービス」

この記事では、ガス給湯器の値段や交換について詳しく解説してきました。給湯器の交換は、本体価格と工事費を合わせて10万円以上かかる大きな出費ですが、業者選びや機種選定を慎重に行うことで、費用を大きく抑えることが可能です。

給湯器の交換は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、信頼できる業者に適正価格で依頼することが何よりも重要です。

兵庫県で給湯器の交換をお考えなら、地域No.1の安さと実績を誇る「ライフテックサービス」にぜひご相談ください。

ライフテックサービスでは、お客様が使用中のガス給湯器の点検から、必要に応じて最適なガス給湯器選び、確実な設置工事、アフターフォローまで責任を持って対応いたします。長年の実績と専門知識豊富なスタッフが、お客様の快適な暮らしをサポートします。

「ガス給湯機が故障したので交換したい……」
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上記のようなお悩みを抱えている方は、ぜひ一度「ライフテックサービス」までお気軽にご連絡ください。
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この記事を書いた人
ライフテックサービス広報スタッフ
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